紺色のひと

思考整理とか表現とか環境について、自分のために考える。サイドバー「このブログについて」をご参照ください

【新潟県南魚沼市】日本熊森協会によるクマ独断放獣まとめ

はじめに 2020年6月17日に「新潟県南魚沼市の山中にクマの親子3頭が放たれていた」というニュース動画が配信されました。このクマの親子は、2019年12月に同市市街地の診療所内で冬眠に入ろうとしていたところを麻酔銃で捕獲されたもので、かけつけた日本熊森…

10周年!幻の広葉樹林に伝説の森ガールは実在した!!

「もし森ガールがゆるゆるファッションで実際に森に入ったら」。2010年7月19日に森ガール風に女装した男が実際に森に入ってナタやチェーンソーを振りまわす猟奇ブログ記事がアップされて今日で10年になります。あの「みやまちゃん」なる森ガールはなんだった…

卒業式のチェリー

僕は今バンド活どうをしている。 「バンド活どう」と表記するのは気恥ずかしさだけが理由ではない。男ふたりの弾き語りを主とする音楽活動に、ユニットと言ってしまうともうちょっとおしゃれでシャープな印象になってしまうようだし、かといってバンドと呼ぶ…

栗の花の匂いがする

僕の家の庭には昔、栗の木が立っていた。毎年6月になるとあの独特の匂いをまき散らし、夏になると毛虫みたいな花を落とし、10月になるとさして大きくもない実をたくさん落とす、そんなどこにでもありそうな栗の木だった。僕は幼稚園の頃から毎年のようにその…

はじめての土地

いつか行ってみたいと思っていた町に、偶然出張で行くことができた……と思ったのもつかの間、結局通過のみで特に見ることはできなかった。とはいえ、初めて訪れる土地、初めての食べ物。夜にようやく宿に入って同行者と別れ、こっそりひとりで飲み屋街を散策…

朝日のベッド

家のこととか、地震のこととか、書くべきことは多い気がする。何度かキーボードに向かい合ったけれど、ダメだった。 自分がブログやツイッターに書くことを通じて、社会になんらかの貢献をしようとか好影響を与えようとか、そういう気持ちを抱いてしまうこと…

逃亡前夜

好きな漫画に、大学を卒業した主人公が定職に就かず、バックパッカーとしてその日暮らしを送る場面がある。田舎で退屈な高校生活を送る主人公は、都会から越してきた女の子と出会い、自分の暮らす土地の魅力に気づき、それでも外に出る決意を固める。彼が高…

2018年、星巡のソフトパレード

歳を重ねるごとに体感する一年間が短くなってゆくとか、時間があっという間に過ぎるとか言うけれど、今年は特にそういう実感もなく、一日一日がじっくり過ぎて行った印象がある。秋に大きな仕事の節目があり、そこでようやく「ああ、やっと春から半年か」と…

しずかな写真を撮りたいと思っていたのだ、10年前は少なくとも。

去年の秋の写真。同じところをぐるぐる回っているような気もするし、二度と行けない場所にばかり行っているような気もする。積極的に「よし出かけて写真を撮ってみよう」と思って撮ったものもあるし、そうでないものもある。そういえば、ちょうど一年くらい…

アウトプットに関する日記

いい加減、自分のことを「移住者」というくくりで見るのは止めたいと思っているのだけれど、暮らしの中でこの町の生まれでないことを強く意識することが多い分、まあ仕方ないかと半ばあきらめている。別にそれは悪い感覚ではなくて、この土地の方言を飲み会…

忘却と回顧の夜

残業が続いて遅くなった夜。職場を出て、空気を大きく吸い込んだ。 車のエンジンをかけると、往路で聞いていたスピッツが流れ始めた。「ウサギのバイク」だ。乗り込み、窓を開けて走り出すと、初夏の冷たく、どこか花粉くさいような風が車内に吹き込んできた…

転換点

自分のこれまでの生活に――あまり好きではない言葉なので使いたくないのだけれど有体に言えば“人生”に――おいて、大きな転換点というのは確実に存在する。僕の場合、数年前に生まれ故郷を離れる決断をしたのがそれで、その転換によって僕の生活のかなりの部分…

SUUMOタウンに、山形県への移住記事を寄稿しました

株式会社リクルート住まいカンパニーが運営するwebメディア「SUUMOタウン」に、山形県庄内地方への移住に関する記事を寄稿しました。タイトルは「あたたかな川をさかのぼるように、山形へ」です。 SUUMOタウンの記事編集にははてなが関わっている*1とのこと…

ブルカニロ(最終稿)

「学問ってものはね、」 そう、先生は話し始めた。講義室は静かで、誰もが彼の話に耳を傾けている。曇りガラスの窓がわずかに開いて、温かな風が時折吹き込んできていた。 「今の学問は、ものすごくたくさんの分野があるでしょう。私がやっている地理学にも…

2016年、足元のソフトパレード

転職・引っ越しというイベントの後、いかに生活を安定させるかということに尽力した年だった。長男が生まれ、四人と一匹になったわが家もより騒々しくなり、夜の時間の使い方が難しくなってきた。 いつものように一年を振り返ってみる。 ◆一月◆ 引っ越し後、…

冬来たりなば冬支度

冬が来ている。12月中旬に一度積もった雪は融けつつあり、妻と「この時期に15℃とかどうなってんの」などと言葉を交わしている。雨が夜更け過ぎに雪へと変わったのはクリスマスイブの朝方で、一日早かったねと笑いあった。 気温はそこまで低くならないとはい…

皿洗いと妻の撮る写真が好きな話

このところ、やれ「あいつの考え方が気にくわない」「あの団体のトンデモ主張が我慢ならない」などという批判的思考ばかりをアウトプットしているように思う。それらの憤りが僕にとって必要だというのもわかっているし、批判的思考の表明を止めるつもりもな…

マチ子4歳、はじめての「となりのトトロ」

11月4日(金)の金曜ロードショーで、スタジオジブリ「となりのトトロ」が放映された。4歳の娘が楽しみにしていたので録画して、翌日一緒に見たのだった。幼児向け映画作品として絶大な人気を誇る「トトロ」、初めての視聴となった今回の感想を残しておく。 …

銃のあしおと

猟期がやってくる。2回目となる狩猟者登録を行い、バッヂを受け取った。 庭の金木犀。もう一月前の写真。 ※本記事は「銃のさざなみ - 紺色のひと」および「銃のあけぼの - 紺色のひと」に続く、私的な狩猟・銃所持関連のメモです。今年中に散弾銃を所持しよ…

思えば仮の宿

もうすぐ父方の祖母の死から一年になる。 ここにそのことを書くのは、僕が祖母の人生を振り返ろうと思っているからではない。九十余年に渡る他人の生活の軌跡を、こうした形で残すことには少し抵抗がある。 これから書くのはすべて自分のためで、僕にとって…

夏の日の生活と虫からの報せ

夏の日の写真を。 台所から見えるオオハンゴンソウ。雨の後は特に浮き上がっているようだ。 初夏のさくらんぼ。娘が大喜びする。 弟が言ってもいないことを勝手に代弁して悦に入っているあたり、姉の自覚というよりはまだ「弟をかわいがっている自分かわいい…

「なぜ金魚を川に放流してはいけないの?」から外来生物問題を考える

大阪府泉佐野市の「犬鳴山納涼カーニバル」では、夏の風物詩として川に金魚を放流して参加者にすくい取らせるというイベントが行われているそうです。 2016年7月、このイベントを問題視する声がtwitterを中心に挙がり、実際に主催者に指摘や問い合わせ等を行…

あっちぇえランド

県民河川愛護デーには、家の近所や河川敷、海岸の清掃をするのがこのまちの定例行事だ。大家さんから貸し与えられた刈り払い機の試動を済ませ、集合時間の6時少し前にゴミステーションに向かった。二軒隣に住んでいるおじさんがちょうど出てきたところだった…

秋田でのクマによる死亡事故:中間まとめと雑感(追記あり)

2016年5月から6月にかけてニュースを賑わしている、秋田県鹿角市から青森県境周辺でのツキノワグマによる人身被害事故について、6月15日現在での状況を一旦まとめるとともに、報道や関連団体等の意見について思うところを書いてみます。 当事故によるクマ出…

ガルパン劇場版を北海道植生警察の視点からみる

※本記事では、公開中/BD・DVD発売中の「ガールズ&パンツァー劇場版」のネタバレおよび一部映像の引用を含みます。ご注意ください※巷で大人気のガルパンことガールズ&パンツァー、劇場版のBD/DVDが発売になりました。 僕もにわかガルパンおじさんの一人で…

ありもしない故郷

先日最終回を迎えた、Webマガジン「あき地」でのメレ山メレ子 id:mereco さんの連載「メメントモリ・ジャーニー」によせて、自分の痛々しい部分を言語化してみる試み。メメントモリ・ジャーニー - 新しい故郷 | ウェブマガジン「あき地」 ※以下の引用部はす…

『子供向けデジカメ』選びを考えてみる

娘、マチ子が4歳になった。 妻と前々から話し合っていたことは、「マチ子にカメラを持たせてみたい」ということ。僕も妻も写真を撮るのが好きで、お互い撮り合うばかりでなく、娘が生まれたときからそれぞれのカメラを向けてきた。一時期はキメ顔ばかりだっ…

自然のために、いきもののために、できることってなんだろう?

本記事は「結婚披露宴の写真を頼まれても、お断りする理由がある」にいただいたコメントへの返信として、人間と野生動物の関係性であるとか、あるいは自然環境の保護・保全活動にかかわる際の心構えとか、僕が普段考えていることを書いてみました。 結論のな…

ひとりではコーヒーが飲めない

桜が咲いた。妻が、娘を連れて実家に帰ってしまってから一週間になる。 特に含みを持たせても仕方ないので書くと、里帰り出産の準備のためだ。こちらで産む、妻だけ地元で産む、娘を連れていって地元で産む……という選択肢があったが、娘マチ子の保育園のこと…

「楽しく田舎で暮らすために移住するのは質の低い移住者」と言われた気がした

この町では梅が見ごろです。古いレンズをここぞとばかりに引っ張り出して撮ってみています。妻と娘と一緒に食べた花見団子、本当においしかった。 こんなブログ記事を読みました。 http://yanodaichi.blog.jp/archives/1054603439.htmlこれを書いた方は矢野…