紺色のひと

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2008-01-01から1年間の記事一覧

僕たちのソフトパレード〜08年のまとめ〜

大晦日になったものの、一年の終わりの日という実感がまったく持てず、戸惑っている。道路は湿ったみぞれでびちゃびちゃと薄黒く、僕の一番嫌いな春の雪融けの季節を思い出させる。31日と言えば、部屋の窓から暮れる日を見て、こんなことがあった、来年はど…

同窓会の季節がやってまいりました

今年もまた同窓会の季節が来る。毎年1月頭、みなが帰省しているときに開かれる。中学の同窓会なのだけれど、場所柄ほとんど小学校と面子と同じで、小学校の同窓会の幹事である僕は今までまったく仕事をしたことがない。まぁ、幹事が苦手なせいもある。 中学…

のんのんばあとおれ〜サウスポーになれなかった男のはなし

「ここんとこ感情を吐き出すような記事が多いね」と言われた。そりゃそうです。そのために書いてんだもの。ただ、くだらないこともたくさん考えているわけで、文章のアウトプットを意図的に暗くしたいわけではない。ということで、くだらないことを書きます…

晩秋の川、奔流の川、逆流のひと

一枚の葉が流れの中に揉まれているのを想像してみて欲しい。川底や岸沿いをきりきりと舞って、水面近くにふわりと上がってきたところをそっと掬いとる。これは、僕が感情を言葉にするイメージだ。拾い上げるというよりも、掬いとるという言葉が似つかわしい…

うしなはれる道筋の物語

同じ市内にある実家へ、久しぶりに帰った。前回から数週間と経っていないはずなのだけれど、最寄り駅からの道筋、以前と変わったところがあまりに多かったように思う。 僕が物心ついた頃からあった、大きな通りに面したセブンイレブンが閉店していた。僕はど…

欲しがり

時折、夢の中身を日中まで引きずる。あるいはぼうっとしながら働かせていた妄想の続きに囚われる。それらはどれも現実みが「なきにしもあらず」程度で、起こり得る(あるいは起こし得る)とわかってしまうから、今の自分の立ち位置をそのたびに疑ってしまう。…

軽蔑のひと

僕は普段の生活を送る中で、他者への軽蔑をごく日常的に行っている。もちろん、心のどこかで思っていることを表立って表現することに僕はなんら意味を感じないし、こんな僕だって好き好んで他人の悪口なんて言いたくはない。大抵、黙っている。酔っ払ったり…

ニヤリ月

あっ! 顔だ! アップで撮った。目は宵の明星と木星かな。 すくいぬ お前ら今すぐ月の周り見ろ!!!1おんなじこと考えてるひとはたくさんいたようだ。こちら釧路!

どんな仕事をしたいのか?

どういう仕事をしたいのか。そして、どういう仕事をする人になりたいのか。それをずっと考えている。僕の職業はどうもマイナーで、説明するのが難しい。様々な分野の知識やその専門の方々と関わりを持つことになったり、自分の中でもそれらを把握・統括して…

「思えば遠くに来たものだ」、なんて言うにはまだ早い気がして。

11月の写真。 「竜の巣だぁあああああ」 「えっ、ちょっと薄くない?」 地の果てのさらに果て と、その果ての海。 しのりん&はしぶーと 大草原のちゅるやさん

僕と古本屋

僕にとっては、本とは読むものであり、所有するものです。必要以上に神経質に扱いもしないし、鞄のなかにそのまま放り込んで、文庫本のカバーがぼろぼろになるのも当たり前です。「読むなら欲しい」ので、図書館で借りて読むこともあまりない。逆に、買った…

すごい古本屋見つけた 〜釧路「豊文堂」〜

仕事柄北海道内の出張が多いので、それまで行ったことのない町では、時間が許せば古本屋を探して立ち寄るのが趣味のひとつです。 さて、釧路出張の折にたまたま入った古本屋が、あまりに僕のストライクゾーンど真ん中だったので、そのお店について書きます。…

生きる気力が足りないと、僕が錯覚したこと

「わかっているのだ。なにが足りないって、生きる気力だ」と僕は錯覚した。 この一年で、僕の生活は少しずつ変化してきた。「生き延びることから暮らすこと」へ、そして「ひとりからふたり」へ。それぞれについて考えることも、実行することも多くて、忙しか…

彼誰

そろそろ思わせぶりな描写はやめたらどうだ、と自分に言い聞かせている。

御者座のひと

当方齢二十五にして、漸く自らの御し方に気づき候。 些細な連絡の行き違いと僕の阿呆な勘違いが重なって、しばらく街で時間を潰していた。持ってきた本も読み終わり、姿勢を正すと、背もたれのないベンチに長時間座っていたせいで腰が少し軋むようだった。僕…

毛先生祭り

昨日、出張から帰ってきた先輩が、社内に大量のカボチャを持ち込んできた。泊まっていた農家民宿のおかみさんに持たされたらしい。課員に配られ、僕のところにも2個転がってきた。 これはやるしかない。今晩は「毛先生祭り」である。 「毛先生祭り」とは、ひ…

紺色アサイのガールズ箭疾歩 第三回

本日22時頃より、第三回ねとらじをやります。 紺色アサイのガールズ箭疾歩 : ネットラジオサイト ねとらじ 今回は掲示板を用意しましたので、朗読のリクエスト、取り上げる話題、僕に喋らせたい猥褻語(非猥褻でも可)、質問意見要望修正案、ご感想などお好…

結詞

浅き夢 淡き恋 遠き道 青き空 今日をかけめぐるも 立ち止まるも 青き、青き空の下の出来事 夜は陽水ばかり聞いている。

こんなにも秋なのに

こんなにも秋なのに、季節についてゆけない。

静と動

おれは走るのが苦手だ。けれど、走り出すのは好きだ。「オン・ユア・マーク、ゴー」、あの瞬間の、覚悟を決めて踏み出す一歩がたまらなく好きだ。少し走って体の奥から熱を帯びてくると僕はそれが不快になって足を止めるけれど、肝心なのは、スタートの一瞬…

記憶の発掘作業

昨晩ねとらじに繋ぎながら、なにかのネタになるかもと部屋の奥から昔の手帳群を引っ張りだした。以前見たのはちょうど一年くらい前だった(紺色のひと)。いつの間にか最初のノートの最初の日付から10年が経過していて、こんな僕にも10年続いているものがあっ…

紺色アサイのガールズせんしっぽ 第二回

第二回ねとらじをやります。 内容は以下を予定しています(順不同)。 紺色アサイのガールズ箭疾歩 : ネットラジオサイト ねとらじ

紺色アサイのガールズ箭疾歩(せんしっぽ) 第一回放送のお知らせ

暇を持て余しているので、今晩23時頃よりねとらじというものをやってみようと思います。 時間は30分程、内容はだらだらと自分の考えを口にしたり、宮沢賢治の童話の朗読なんかを予定しています。現在、放送URLは紺色アサイのガールズ箭疾歩 : ネットラジオサ…

即売会参加のお知らせ

明日10月5日、札幌市アスティ45ビルにて開催される同人誌即売会「Elysian10」にて、寮私小説の頒布を行います。 頒布物は第一作「モーニングスター(二版)」のみです。 詳細はhttp://deal.sakura.ne.jp/dawn/index.htmlをご覧ください。

この半年を思い返せば

ふと時計を見ればもう晩御飯の時間で、ふとカレンダーを見れば9月も終わろうとしている。日のある時間はあまりに早く過ぎ、生きている時間もあまりに早く過ぎるように感じられる。幸せなことだ。自分の撮った写真を、半年前から順に眺めてみた。どれも撮った…

秋になるとストールを巻くひと

本格的に秋の訪れを実感しつつある。晴れた日、日中から日暮れにかけての大気は本当に澄んでいて、この街では最も散歩にいい季節だ。歩くだけで一歩一歩地面から浮き上がってゆくようなのに、足の裏でしっかりと地面を感じていられるのが嬉しい。 去年の今頃…

たまに攻撃的な気分になったりするのは

たまに攻撃的な気分になったりするのは大抵ひとりのときで、なにが原因かも自分にはわからないまま、その時間を噛み砕くように、味わうように過ごす。久しぶりにやったFF?でイエロードラゴンに全滅させられたからかもしれない。部屋の隅の衣文掛けを見て、…

サケ科魚類オタが非オタの彼女に国産サケを軽く紹介するための10種

元エントリ「アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本」から遅れること約2ヶ月。自分が淡水魚類オタかというと正直自信がありません。膨大な種数を誇るコイ科・ハゼ科の大部分が、僕の生息分布域とブラキストン線によって隔たれているか…

海に来ました

海に来ました。 遊ぶ子ども。プライベートビーチのように人気のない奥まった砂浜。珊瑚のように赤く染まった草。 どこかで見たことがあると思ったら一度来たことがあった岬で、そのときにかかっていた霧のせいでそれに気づかなかった、と灯台を見てわかった…

持ちネタ

出張中で暇なので、いつものようにくだらない内容で更新しようと思う。 上手い下手、うけるうけない、わかりやすいわかりにくいから目を逸らす限り、宴会芸のネタの引き出しには少しだけ自負がある。というよりも自分の小器用なスキルがすべてにおいて宴会芸…