紺色のひと

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日本熊森協会のズレた「絶滅」観

飢えたクマを救うため、と主張し森へドングリを運ぶ活動を行った日本熊森協会の主張に、「ツキノワグマは絶滅危惧種だから保護しなければいけない」「絶滅危惧種を殺すなど言語道断」というものがあります。しかし、協会の主張を見ていくと大きな矛盾が見つ…

絶滅危惧種を殺しても罪に問われない!

ニュースなどで「絶滅危惧」という言葉を聞くと、「今すぐ絶滅しそうなんだ!」「保護しないといけないのかな」と思わされることがあります。 ところが、絶滅危惧種を選定する環境省のレッドリストでは「どの種がどの程度絶滅しそうか」とランク付けがされて…

「クマのプーさん」はやっぱり男の子だった件

8月24日、Twitterで「クマのプーさんは実は女の子だった」という説が話題になっていました。びっくりされた方が多かったようで、たくさんリツイート(発言転載)され広まったようです……が、プーさんはまぎれもない男の子です。原作の絵本と英語の原著に当た…

あの日、夏の終わりに、10年後の8月また会えると信じた僕達などいない。

「10年後の8月」を迎えた彼女らの曲に関する自分語りを通して、世界といかに向き合うかを改めて考えてみただけの文章。自分勝手で傲慢な祈りのために、この恥ずかしい独白をここに残すものである。

怪奇!川ガール男 〜森ガールみやまちゃんの妹あらわる〜

森ガール、山ガール……。自然の名を冠したガールは数あれど、そう言えば「川ガール」って聞いたことないな、と思ったことはありませんか? 本エントリでは、実際に川にでかけて、真の川ガールとはどんな存在か考えてみました。 川ガール、みなもちゃん登場! …

進研ゼミ漫画を読んで次はキミの番になりたい奴ちょっと来い

突然ですまないが、今僕の目の前には、108冊の漫画がある。ただの漫画ではない。いや、実質タダの漫画ではある。 「ゼミなら部活と勉強が両立できるぜ!」「この問題、『チャレンジ』でやったのと同じだ!」「さあ、次はキミの番だ!」 これらのセリフに聞き…

とどかない言葉をとどけたいから

本エントリでは、「米のとぎ汁乳酸菌」に関わるやり取りを題材に、根拠のない健康対策やニセ科学・トンデモと呼ばれる情報を信じる方に対して、どのように意見を発信したらよいのか、どうやって問いかけをしたら聞いてもらえるのか……について考えてみたいと…

海鳥とネコの楽園、北海道・天売島でオロローン!

北海道北部・羽幌町の沖に浮かぶ二つの島、天売(てうり)と焼尻(やぎしり)。天売島は海鳥の繁殖地として利用されており、近年減少傾向にあるウミガラス、通称オロロン鳥の数少ない繁殖地としても知られている。7月・海の日の連休に、海鳥と島に暮らすネコ…

椿の奇形と不安の種と

「庭の椿の葉が奇形になっている、放射能の影響では?」という話題をtwitter経由で目にしました。 「元からそういう形の品種だったのを勘違いしているのでは」と思い、原因ありきの結果探しが生む不安の渦と、不安に対してできることについて考えてみました…

水際の記憶

僕の記憶に強く残っているエロマンガのタイトルが「Water's Edge」で、大人になってから再度入手しようと思ったけれどそれは叶わなかった。多分、というかほぼ間違いなくそのマンガとは関係なく、僕の好きな場所は水際になって、出張の隙を見つけては川や海…

日本一のカニのカーニバル「枝幸かにまつり」に行く

北海道の食べ物で有名どころと言えば、サケ、ウニ、じゃがいも、とうきび、ジンギスカン、ラーメン、マルセイバターサンド……などなど枚挙にいとまが無い。もちろんホッケも。海産物から農産物まで食べ物がおいしいというイメージは一様に持たれているように…

ホッケ釣って食って

妻の父、すなわち僕の義父は釣りキチである。釣り好きが高じて一時期釣り雑誌にコラムを掲載していたほどだ。「娘を嫁にやるなら一緒に釣りに行ってくれる男がいい」との言葉を残した、との噂もある。このたび、そんな義父からホッケ釣りでも行かないか、と…

僕の妻は俺の嫁

エルトン・ジョンの名曲に「Your song」(邦題「僕の歌は君の歌」)があります。僕が初めて付き合った女の子に教えてもらった歌です。そのこととは全く関係ありませんが、三度目の結婚記念日を迎えました。 初めての結婚記念日…というか、結婚前夜のことはよ…

カエルの卵がおいしそう

春である。あちこちの水溜りや湿った川っぷちでカエルの卵を見かける季節になった。僕は数年前から、あのぷるぷるしたカエルの卵がおいしそうだと思う気持ちを止められないでいる。 僕は甘党であり、洋菓子も和菓子も大好きだ。詳しくは伏せるが、とある個人…

僕は妻の背中に嘘をつく

これから僕が書くことは、全て一片の曇りもない嘘である。こんな生活を送っている「僕」はこれを書いている僕とは何の関係もないし、「妻」も僕の妻を指さない。全ては四月馬鹿の日に書かれた、僕のエアー妻(空気嫁)との生活や旅の出来事についての創作で…

春にならない冬の日のこと

年度末進行がうなり声をあげて僕ににじり寄っているとき、地震が来て、事務所で打ち合わせをしていた僕はとりあえず靴を履いたが、しばらくして僕が今外に出る必要はないと判断して靴を脱いだ。 僕の住む札幌ではあの日から今日まで、ほとんどそれまでと変わ…

コウモリ写真展と写真集『BAT TRIP』

札幌でコウモリの写真展がある、と聞いて、妻と行って来ました。 中島宏章写真展 BAT TRIP 写真展のこと。 きっかけは、ちょっと変わったDMをもらったこと。 ん? コウモリ? 開くと、写真展「バット トリップ」のお知らせが。 コウモリが海を飛ぶ? 雪のな…

一日遅れの、初めての猫の日

猫の日だった、というのを日付が変わってから妻に知らされた。なんでも猫好きには「猫の日には猫エントリをアップしなければならない」という不文律があるらしい。多分猫ラーメンもすすらねばならないのだろう。 先日我が家に猫を迎えたばかりの僕としてもそ…

猫のょぅじょがょぅじょに来た日

妻と相談のうえ、ネコを養女に迎えた。僕にとっては初めてのネコ飼育となる。 ただ、これまでの僕の生活の中で、ネコが一緒だったことが一度もなかったという訳ではない。大学の寮生活時代、僕と友人連中は寮に出入りしていた茶トラと一緒に一年ほどを過ごし…

俺の母がこんなに可愛いわけがない

先日、祖父母の家に遊びに行ったとき、祖父が昔撮った写真をそっくりもらってきました。写っているのはまだ若い祖父母、そして残りのほとんどがふたりの娘たち、つまり僕の母や叔母を写したものでした。50年前の母の赤ちゃん時代があまりに可愛かったので、…

m&m'sの食べ方おしえます

僕はチョコレートが大好きだ。チョコと名のつくものなら大抵好きだけれど、特に好きなのはコストパフォーマンスの高いものだ。安く買ってたくさん食べたい、なるべくなら何度も口に運びたい。貧乏性で結構、長く楽しみたい。そんな僕にとって、「お口でとろ…

毎日新聞さん、熊森ドングリ運びはただの美談ですか?

本エントリは、熊森協会によるドングリ運びを改めて批判するとともに、好意的で一面的な報道を行う毎日新聞ほかメディアの報道姿勢に疑問を投げかけるものです。 昨年秋から冬にかけて、テレビなどで「ツキノワグマの出没増加」が集中的に報道されました。そ…

お正月だし飯寿司つくるよ!(;`・ω・)

あけましておめでとうございます。文字通りの寝正月となった本年、3日になり妻にも風邪がうつって夫婦間会話の6割が咳となった今日この頃、皆様がいかがお過ごしか皆目見当もつきません。 正月明けは、去年(2010年アサイ家のおせちを淡々と記録するよ)に引…

2010年、僕たちのソフトパレード

僕にとって大晦日というのは、積極的に一年を振り返る数少ない機会だ。別に「過ぎたことは済んだことさ、明日しか見えねぇ」と思っているわけではなくて、日々に追われて振り返ることができていない、というだけの理由なのだけれど。 毎年大晦日は実家で過ご…

僕の「サンタの存在証明」

僕が幼かった頃は、サンタクロースの存在を純粋に信じる子供であった。「ヒゲの生えた赤い衣装のおじいさん」というその存在だけではなく、子供たちみんなにプレゼントを配ってくれる「サンタとしてのサンタ」の存在を疑ってはいなかった。僕たち兄弟には毎…

ギョギョー!「クニマス絶滅してなかった!」の何が凄いの?

2010年12月14日夜、僕はこの衝撃的なニュースをtwitter経由で知りました。 「京大チーム、絶滅した魚のクニマス発見」News i - TBSの動画ニュースサイト*1 今年3月、山梨県の富士五湖の1つ、西湖で京都大学の研究チームが70年ぶりにクニマスを発見しまし…

熊森関東支部の「春にもドングリをまく」案に反対します

「飢えたクマに届けるため森にドングリを運ぶ」という、生態学的に非常に問題の大きい活動を行っている日本熊森協会には、全国にいくつもの支部があります。このうちのひとつ、関東支部にて12月5日に行われたという定例会の内容を支部のブログで読んで、僕は…

絵本「どんぐりかいぎ」で学ぶ熊森ドングリ運びの問題点

■本エントリは、福音館書店の絵本「どんぐりかいぎ」を読み解きながら、日本熊森協会のドングリ運び活動を強く批判するものです。ドングリ運び活動に参加・賛同された方や、小さいお子様が周囲においでの方に読んでいただきたいです。 【はじめに 熊森協会の…