紺色のひと

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2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

過ぎたことばかりをおもう

もはや過ぎ、焦燥を感じることすらなく日々は過ぎ。いつかは思い出すことがあるのかしら? そのときまで忘れたまま景色は過ぎ。きっともう会うことがないひとに「またね」と手を振ったの、別れたきり駅を過ぎ。唐突に浮かんだのはいつか確かに考え抜いたこと…

一度は言われたい恋の名言

聞きまつがいが生んだ恋の名言。 「恋の病をこじらせて死ね」 こじらせてしまえ、って言ったんだよと彼女は弁明したけれど、死ぬまでかかってろ! って言うほうが素敵だと思うわけさ。

週末マニアックス

覚え走り書き。 更新することが少なくなったな、と思う。これもひとえに精神状態が安定しているからだ、なんて言ってしまうと普段から浮き沈みが激しいようだけれどそうでもなくて、それよりは件数の減少、つまり身の回りのことで考えるべき対象が絞り込まれ…

「働けよ」

僕はサラリーマンだ。会社に属し、仕事をして給料をもらっている。明確にプライドと呼べるものがあるわけではないけれど、仕事に対する心構えというか、自分なりに考えることはある。 たとえ専門がなんであれ、専門職なんてものはその分野が好きでないとやっ…

性格バトン〜欠かさずつけてる秘密のダイアリー〜

クドウさん(id:TRACE)から。ありがとうございます。なんで僕が[大人]の区切りなのかは心底疑問ですが、きっと歳がいくつか違うのでしょう。ところで大人っぽいとか落ち着いたひとと評価されるのを望んでいたはずなのに、いざ言われるとひどく違和感を覚え…

登場人物になりたかった

僕は、いやおれは、作者になりたいのではなかった。登場人物になりたかったのだ。少しずつだけれど、確実にわかってきた。おれはこの世界で、このまま、登場人物になりたかった。 これはあるひとつの真実だ。このことに気づいておれは愕然とし、はっきりとう…

たいへんなこと

他人にはわかってもらえなくとも、自分にとって大切なことがある。今日、自身の根底を揺るがしかねない気づきがあった。はやくキーをたたいて言葉にしてしまいたいけれど、今年度初の泊まり出張。遠い町のベッドではそれも叶わず、アウトプットにはあまりに…

春がきましたよ

桜前線はまだ北海道に到達しない。世のショクブツ写真家に負けず、春の花をちょいとお届けします。それにしてもおじいちゃん・おばあちゃん写真家が花とか夕日に集まるのって、動かないからなんだろうか。動機なんてどうでもいいのだけれけど。 フクジュソウ…

表現者と僕2

自分用のメモ。 同年代のひとが僕にできないことをしているのを見るととても嬉しくなる。絵を描くひとを見ると特にそう思う。と同時に、自分が持っている少しばかりのものにはなんとなくプライドめいたものがある、と気づいた。自分に対する自信から来るもの…

表現者と僕

例によって前段部が長いのであらかじめ申しておくと、僕は若い絵描きが大好きなのだ。これは、僕の暮らす北の地の、若き漫画家さんたちとその若き編集者たちの創ったものを賛美する記事である。 前置き 去年の暮れ、自分に創造的な能力がないことをいいかげ…

体調管理と食事について

月曜から風邪をひいて鼻やのどをやられ、ご丁寧に熱まで出すという正統派の風邪っぴきだったけれど、仕事は仕事として当たり前のように続き、月曜から金曜まで日中のほとんどを野外でじっとしていたため、体を冷やしたり日焼けをして熱っぽいのか火照ってい…

なり得ないこと、し得ないこと

久しぶりにひとりの時間。 春から新たな生活を始めたひとの文章を読んで、苛立ちに近い感情を覚えている。まったく先に進もうとしない思考手法が文からにじみ出ていて、読んだ後に気分が悪くなってしまった。 けれど、思考やそれを文章に起こすことが、直接…

明らかにせねばならない件

明らかにしなければならないことを明らかにする。ひとつずつ曖昧な点を解決して、少しでも解決や到達点に近づけるのだ。 自分にとっての目標や到達点をある程度わかりやすい形として提示するために言葉を使用する。そういうところから始めるべきだと思ってい…

果たされなかった約束

ビジュアル的なものが多いけれど、ある程度「こうなりたい自分」のイメージは固まっている。そういうのをいくつもいくつも積み上げることで年月を重ねてきた。「こうだったら恰好いいよな」と想像することで、常に自分が抱く理想像に自分を近づけようとして…

これまでに失ってきたすべての過去について

これまでに失ってきたすべての過去について考えている。 窓からは4月の温く冷たい風がゆっくりと部屋に吹き込んできている。恋人の部屋のベッドに寝転がって、彼女の肩を抱いて、窓の外のハトの声に耳を澄ましている。彼女は僕の頬の肌荒れを気にして、指先…

ライカでいず

祖父が昔使っていたライカを僕にくれた。一週間前のことだ。祖父がずっと昔写真を撮るひとだったと聞いたのはそれからさらに2年以上前のことで、僕は祖父の家の納戸から発掘したスライドを透かしながら話を聞いた。祖父は、僕の母がまだ幼かった頃に雪祭りに…

時代の時代

今自分はどんな時代に生きているのだろうと考えることが多くなった。とある分野では過渡期で、別の分野では終焉で、また異なった分野では始まってすらいないのだろう。言いたくないけれど、きっとそういうものだ。いろんなことが過渡期で旬で終焉で、幾多の…

もちぐまん

読了。もはや他の作品を文庫化待ちしているのが馬鹿ばかしくなってきたので、さっそく集め始めようと思う。四畳半神話大系 (角川文庫)作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2008/03/25メディア: 文庫購入: 71人 クリック: 983回この商品を含む…

好き嫌いで言うなら酒は嫌いで酒は好き

会社の飲み会であった。 酒を飲むのは嫌いではないけれど、大人数の飲み会は正直なところ苦手だ。気のおけない数人の面子と細々と、時ににぎやかに飲むのであれば話は別だけれど、ああいった場ではそもそもアルコールを摂取する気にさえなれない。気を遣うの…

染井吉野をもってこい

桜が見たい。内地の方々がこぞって桜の写真なぞを載せるものだから、まだ葉すら出していない桜の木が憎たらしくてしようがないのだ。蝦夷地の桜は葉が先なのである。そしてソメイヨシノよりも上品で、貧相で、正直物足りない。 我慢できずに開花予想なぞを眺…