紺色のひと

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2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

そんな宛名のない手紙 その3

こんにちは。 自分のために書くということを、少しずつ我がものにできてきているような気がするこの頃、あなたがいかがお過ごしか皆目見当もつきません。 以前だったら「これはこうやって言葉にすればいいんだ」とか、「こういう語り口だったら面白いんじゃ…

僕たちの音楽だった

実家から、昔買ったミスチルのアルバムを引っ張りだしてきた。中古を漁るように買っていた中学生の頃のものだと思う。深海アーティスト: Mr.Children,桜井和寿,小林武史出版社/メーカー: トイズファクトリー発売日: 1996/06/24メディア: CD購入: 6人 クリッ…

ポプラの季節

平和で安穏とした週末を過ごしている。大きな予定が入っているわけでもなく、街に出て久しぶりに髪を切ってもらったり、14ミリのレンチを探したり、ヨドバシでモバイル機を買おうかうんうん唸ったり、父親くらいの年齢の知人と久しぶりに会って話をしたり、…

つかまえること

しばらく待っていた。「小説をつかまえる」というなかなか洒落た言い方がこの世にはあって、あえてそれに倣って言えば、ここ10日程書き出しがやってくるのを待っていた。 思えば2年以上、寮生活中を入れればもっと長い間、書きたい、書かなくちゃ、と思い続…

「グリーンウッド」実写ドラマ化のニュースを会社で知って吹いた

普段テレビを見ないので、この情報を知ったのが遅いのかどうかもわからないのだけれど、非常に重要なので記しておくことにする。 那州雪絵「ここはグリーン・ウッド」実写ドラマ化(http://www.greenwood-tv.com/) wikipediaによる作品紹介→ここはグリーン…

小さな天狗の山をゆく

恋人を連れて、近場の山を登ってきた。登山というよりは低山のハイキングといったほうがしっくり来る道行だったけれど、彼女は初めてで靴も真新しいし、僕も傾斜を進むのは久しぶりだったのでよかったと思う。 六月も半ばになり、草花の花はほとんど消え、新…

浴衣同士と夜の蝶のひと

この街では六月のこの時期に神宮の例大祭があって、露天が並ぶ公園の近所に実家がある僕は毎年のように浴衣を着て出かけていた。去年は出張で行けず悔しい思いをしていたので、今年はなんとしてでも夜店を回ろうと思っていたのだ、恋人と浴衣を着て。 いつも…

屋外のひと

今週一週間、ずっと現場で屋外に出ていた。肘から先と顔だけ黒くなって、手の甲と二の腕の裏の色が同じ人間ではないみたいな色になっていて面白い。 ずっと考え事をしてはノートに書きつけていたのと、ついったにぽちぽちと書いていたので更新はしなかったけ…

同人誌作成を決めるに至ったその動機と目的についてまとめる

動機 大学祭で文科系サークルの冊子を読んだことがそもそものきっかけ おれはなにをしてきたか? という自問自答をせざるを得なかった 小説や紙媒体の「形」として遺しておかなければならないことがある それらは僕の大学生活における寮生活のことである 自…

きっかけはささいなことであった

思うところあって、地元の同人誌即売会に参加することにした。そう決めたのだ。もちろん僕に漫画は描けないので、創作(二次創作ではない)というジャンルの文字ものになる予定である。夏と秋に一回ずつの参加を希望している。 こうして書いて残しておけば、…

飢えるひと

漫研の冊子、アニ研の冊子、そして学生演劇。僕はそのどれもに満足することなく、一方でそのことに充足感を覚えている。常に満足することがない、という意味で、僕は飢えている。また、他人が作ったものにけちをつけるばかりで、自らが作るものには自信を持…

学生の祭り気分とその中の若い大人について

近所の大学の大学祭に、恋人とふたり出かけてきた。僕は大学祭などに合わせて発行される紙媒体の創作活動記録、つまり文芸部の部誌などを集めるのが大変好きだ。ということで、お好み焼きで腹を満たし、恋人の手を引いて探した。 パンフレットに目を通してみ…