紺色のひと

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飢えるひと

漫研の冊子、アニ研の冊子、そして学生演劇。僕はそのどれもに満足することなく、一方でそのことに充足感を覚えている。常に満足することがない、という意味で、僕は飢えている。また、他人が作ったものにけちをつけるばかりで、自らが作るものには自信を持てない。
学生のいる場を好むのは、創作や製作に向ける意欲がストレートに感じられるからだ。けれど、僕が過去、それにあてられてなにかを創りだしたことがあっただろうか?
僕に文句のひとつでもつけば考えも変わるかもしれない、と、僕はまた他人に責任を押し付けるばかりだ。冊子を僕に薦めてくれた男子学生は、「この中に僕の作品も載ってますから、よかったら読んでみてください」と僕の目を見て言った。彼が書いたものはどれかわからないけれど、その言葉に僕は声を詰まらせた。