紺色のひと

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環境

カエルの卵がおいしそう

春である。あちこちの水溜りや湿った川っぷちでカエルの卵を見かける季節になった。僕は数年前から、あのぷるぷるしたカエルの卵がおいしそうだと思う気持ちを止められないでいる。 僕は甘党であり、洋菓子も和菓子も大好きだ。詳しくは伏せるが、とある個人…

コウモリ写真展と写真集『BAT TRIP』

札幌でコウモリの写真展がある、と聞いて、妻と行って来ました。 中島宏章写真展 BAT TRIP 写真展のこと。 きっかけは、ちょっと変わったDMをもらったこと。 ん? コウモリ? 開くと、写真展「バット トリップ」のお知らせが。 コウモリが海を飛ぶ? 雪のな…

毎日新聞さん、熊森ドングリ運びはただの美談ですか?

本エントリは、熊森協会によるドングリ運びを改めて批判するとともに、好意的で一面的な報道を行う毎日新聞ほかメディアの報道姿勢に疑問を投げかけるものです。 昨年秋から冬にかけて、テレビなどで「ツキノワグマの出没増加」が集中的に報道されました。そ…

ギョギョー!「クニマス絶滅してなかった!」の何が凄いの?

2010年12月14日夜、僕はこの衝撃的なニュースをtwitter経由で知りました。 「京大チーム、絶滅した魚のクニマス発見」News i - TBSの動画ニュースサイト*1 今年3月、山梨県の富士五湖の1つ、西湖で京都大学の研究チームが70年ぶりにクニマスを発見しまし…

熊森関東支部の「春にもドングリをまく」案に反対します

「飢えたクマに届けるため森にドングリを運ぶ」という、生態学的に非常に問題の大きい活動を行っている日本熊森協会には、全国にいくつもの支部があります。このうちのひとつ、関東支部にて12月5日に行われたという定例会の内容を支部のブログで読んで、僕は…

絵本「どんぐりかいぎ」で学ぶ熊森ドングリ運びの問題点

■本エントリは、福音館書店の絵本「どんぐりかいぎ」を読み解きながら、日本熊森協会のドングリ運び活動を強く批判するものです。ドングリ運び活動に参加・賛同された方や、小さいお子様が周囲においでの方に読んでいただきたいです。 【はじめに 熊森協会の…

「クマがかわいそうだから殺さないで」と感じる皆さんへ

クマ出没増加のニュースが広まっています。各地で捕殺されたツキノワグマは2010年のみで2,000頭を上回り、「かわいそう」「殺さないで」「残酷だ」などの声もあちらこちらで耳にします。実際、クマを殺処分した自治体や猟友会に「なぜ殺した」「麻酔銃を使え…

野生のクマをなんとか助けたいと考える皆さんへ

全国各地でクマの出没が多発している、とのニュースが流れています。僕の住む北海道でも先日、道東斜里町の市街地に白昼ヒグマが3頭出現し、うち2頭が射殺されたとの報道がありました。本州四国に広く生息しているツキノワグマについても同様のニュースが聞…

萌えるサケ科魚類、日本初の擬人化に成功(してた)

「サケ科魚類はお好きですか?」 初対面の女の子にこんな問いかけをしたら、きっとドン引きされてしまうでしょう*1。会話の切り口として適切であるかどうかはともかく、サケは日本では大変メジャーな魚のひとつです。狩猟採集を行っていた時代から大変お世話…

美唄・宮島沼に天然記念物マガンの渡りを見にゆく

5月の連休に、美唄市にあるラムサール条約登録湿地・宮島沼へ、渡り途中のマガンを見に行って来ました。 マガンについて マガン(Anser albifrons)は大型になるカモの仲間で、月と雁のモチーフとなったり、大造じいさんと知恵比べをしたり、実際に見たこと…

トキの襲撃事故からみる外来生物問題〜その2.誰が殺したニッポニア

はじめに 本エントリは、トキの襲撃事故からみる外来生物問題〜その1.なぜトキを殖やすのか - 紺色のひとの続編です。先日のトキ襲撃事故から、テンと外来生物の取り扱いについて、さらに人間が他の生物に干渉する行為について考えてみたいと思います。

トキの襲撃事故からみる外来生物問題〜その1.なぜトキを殖やすのか

はじめに 3月10日、佐渡市の佐渡トキ保護センターで、飼育中のトキ9羽が死んだと発表されたのは記憶に新しいと思います。 環境省は10日、新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターで、国の特別天然記念物のトキ9羽が死んだと発表した。施設内に侵入した野生動…

大人のための対子供格闘術【タタカイ】講座〜野外編〜

僕は週末に、親子を対象にした野外活動・自然観察会イベントのボランティアスタッフをしていて、幼稚園から小学校低学年くらいの子供たちと外で遊ぶ機会が多い。彼らにとって「力いっぱい遊んでくれる、無茶の利くお兄さんキャラ」というのは貴重らしく、周…

サケ科魚類オタが非オタの彼女に国産サケを軽く紹介するための10種

元エントリ「アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本」から遅れること約2ヶ月。自分が淡水魚類オタかというと正直自信がありません。膨大な種数を誇るコイ科・ハゼ科の大部分が、僕の生息分布域とブラキストン線によって隔たれているか…