紺色のひと

思考整理とか表現とか環境について、自分のために考える。サイドバー「このブログについて」をご参照ください

一階の部屋の窓

カーテンを開けて、部屋の電気をつけず、午後の時間を過ごしている。独り言を言わないように、声を出さないように、心拍数を上げないように気をつけて時間が過ぎるのを待っている。
なにを待っているわけではない。窓の下半分が雪に覆われているのに気づいた。なにか楽器を弾く気にもなれない。パソコンの前に座って、冷蔵庫の中のチョコレートを食べ続けている。時折立ち上がって戦闘態勢を取り、攻撃に移る自分の構えの中の違和感を探してみたりする。僕のこの文章からなにかを読み取ろうとしても無駄で、ただ落ち着かない心を平静に保とうとして無理やり静かに過ごしているだけだ。ひとつひとつの行動に裏なんてなくて、僕は息を鼻から吸って鼻から出す。それだけ、本当にそれだけなの。