紺色のひと

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好き嫌いで言うなら酒は嫌いで酒は好き

会社の飲み会であった。
酒を飲むのは嫌いではないけれど、大人数の飲み会は正直なところ苦手だ。気のおけない数人の面子と細々と、時ににぎやかに飲むのであれば話は別だけれど、ああいった場ではそもそもアルコールを摂取する気にさえなれない。気を遣うのは苦手ではないので、場よりもむしろ人数の問題なのかと思う。会社の上司や先輩とであればそこに話題や楽しみを見出すことはできるし、いわゆる飲み会でしか話せないことで聞いてみたいこともたくさんある。けれど、終わった後はいつも暗澹たる気持ちになって、コンビニで買ったお茶を呷りながら家路を急ぐのだ。
楽しい酒の飲み方を知ってしまってからこちら、それ以外の状況に対応できていないだけなのかも知れない。これまでの酒の席で、寮の連中と幾人かの友人、そして恋人と以外に、酒をうまいと思ったことはほとんどないと記憶している。家族、親類、先輩、会社の諸先輩方。僕はいつもまったく飲まないか、さっさとアルコールを摂取して早々に赤くなってごまかしている。飲みュニケーションが大事だと思っているひとがまだ多いとは思っているから、そういう場ではそういう振りをしている。もちろん言わないことのほうが多い。いずれにせよ僕から本音を引き出すために、そもそもアルコールなどはじめから必要ない。
なんの話だっけ。愚痴みたいになっているけれど、結局のところ僕は酒の席が嫌いなのかもしれないと、改めて思った。