バターサンドだけじゃない!六花亭の底力、喫茶室を知っているか
北海道が誇る定番みやげのひとつ、マルセイバターサンド。この美味しさは六花亭の名を全国に轟かせていますが、どっこい底力はこんなものじゃない。六花亭の真髄はケーキや軽食を楽しめるイートイン、すなわち「喫茶室」にあると言っても過言ではありません。豊富な季節限定メニュー、ケーキやパフェ、ピザ、おこわやぜんざいなど多岐に渡るバリエーション……そこには一度では味わいきれない魅力が! 立地上、公共交通機関でさっと行けるところばかりではないのですが、六花亭喫茶室の素晴らしさを紹介し、観光ルートにも加えていただくことを狙いとして本エントリをお届けします。
◆ドーモ、僕は、六花亭とは一切関係ありません。偶然ここへ来て、ブログを書いています◆
以下では、メニューをジャンルごとに分け、ひたすら写真と感想を紹介します。
季節限定もの、店舗によって提供の有無などがあったりするので、訪れる際は事前に六花亭喫茶室のwebページにて確認するのが良いでしょう。
店舗は道内に14箇所あり、うち札幌市内に6箇所、その他帯広・釧路・函館・旭川・富良野にあります。上記webページでご確認ください。
ピザ
喫茶室で僕がもっとも推したいメニューがピザです。定番のミックスピザ、コーンピザなどに加え、季節限定で月替わり*1のピザが出て楽しめます。なお、以下のピザが来年以降も同時期に出るとは限らないのでご承知おきください。
ピザは直径19cmで、値段がどれも620〜690円程度と「このお値段でこんなにおいしいの!?」というリーズナブルさが魅力です。
かきとほうれん草のピザ。11〜12月の冬季限定。初めて食べたとき、思わず追加でもう一枚食べてしまった思い出があります。
あさりのピザ。6月頃の限定ピザで、ピザはこうして大きなハサミで切り分けて食べます。ハサミはヘンケルスです。
4月頃の限定:じゃがいものピザ。いもがさくさくで大変おいしい。
パフェ・アイス・かき氷
春から夏にかけて食べたいのが冷たいメニュー。パフェや濃厚なアイスなど、目移りしてしまいますね。
パフェ
いちごのパフェ。トッピングのいちごとジャム。妻の大のお気に入り。
コーヒーゼリーパフェ。ビターなコーヒーゼリーとクリームの相性ばつぐん!
店員さんに教えてもらった裏技、店頭で販売しているコーヒーゼリーを買って持ち込み、ソフトクリーム(後述)を乗せる即席コーヒーゼリーパフェ。
大きいパフェはちょっと……という方も安心、ミニパフェもありますよ。
軽食
どっこい洋風だけじゃない。六花亭本店のある十勝地方の豆をたくさん使った十勝おこわ(670円)、ホタテの出汁がきいてるホタテおこわ(720円)。それぞれお味噌汁と、一種類の副菜(大根のざらめ漬けやいんげんのごま和え、きゅうりのたたきなど、どれが出てきてもおいしい)と一緒に定食っぽく出てきます。ほうじ茶の湯呑みもかわいいですね。
写真はほたておこわ。
ハヤシライス! 洋食! 提供は円山店・福住店と限られていますが、帯広のレストラン・ホーム直伝の味はぜひ一度お試しいただきたい。なお「ホーム」は六花亭帯広本店のとなりにあります。
冬野菜のグラタンパイ。根菜やかぼちゃなどのホワイトソースグラタンをパイで包んで焼いたもの。ほこほこで大変おいしい。こちらは2015年1月までの限定メニューとのことです。
甘いもの
店頭で売られているケーキの他、ホットケーキやバウムクーヘン、季節のケーキなどが楽しめます。写真はないですが、「プレミアム25」というかぼちゃ味(以前はチーズ味だった)のケーキ(300円)は、ちょっと重たいですがしっとりした甘みがおすすめです。
こちらはバウムクーヘン(250円)。二色+生クリーム+マカロン。コーヒーに良く合う。
お膝元! 十勝産小豆を使用したおしるこやぜんざいもあります。
その他の推しポイント
店頭で購入したお菓子を持ち込み可能
六花亭では洋菓子のほか、小袋入りの焼き菓子やおまんじゅうなども販売しています。なんだかおいしそうなのを見つけたら、会計を済ませて喫茶室で食べることもできます。上記のソフトクリームなどはこれ。
器が素敵
六花亭の包装紙は北海道の春の花で埋め尽くされた美しいものですが、コーヒーカップやケーキ皿なども植物があしらわれた素敵なものです。ポイントを貯めるとカップや風呂敷を入手することも可能。
接客が素晴らしい
僕たちが訪れたいくつかの店舗では、応対してくださった店員さんにとても良くしていただきました。気さくな感じは何度も通いたくなります。窓際などに飾られた花も良いですね。
なお、誕生日に訪れると、店員さんが集まってきてハッピーバースデイの歌をプレゼントしてくださいます。
子連れでも利用しやすい
おむつ用ベッドが用意されているところもあり、小さいお子様連れでも利用しやすくなっています。お店の雰囲気も気取らず、静か過ぎず、子供が少し声をあげても目立つこともなく……という印象です。
店舗とかアクセスについて
六花亭喫茶室は道内に14箇所あり、うち札幌市内が6箇所、帯広3箇所、釧路2箇所、函館・旭川・富良野に各1箇所です。
→六花亭−喫茶室のご案内
観光客の皆様はレンタカーなどがあるほうが楽でしょう。札幌市内の店舗は中心街にはないのですが、公共交通機関を利用しやすいのは円山店(地下鉄東西線円山公園駅から徒歩すぐ)です。ただし動物園や円山公園など観光地も近く、時間によっては混むのでご注意を。
営業時間は10:30(店舗によって11:00)から夕方17:30頃までなので、お昼ご飯か午後のお茶に併せるのが良いでしょうか。
なお、2015年7月頃には札幌市内中心部に六花亭の大きな店舗ができる予定とのことで、観光客の方にも利用しやすくなると思われます(しばらくは混みそうですが……)。
六花亭 喫茶室について−六花亭ファン.com
六花亭、札幌駅前に本店 来年7月開業 :日本経済新聞
※【2015.07.06追記】いよいよ札幌本店がオープンしました!
店舗紹介:六花亭 札幌本店
喫茶室は10:30〜18:00(17:30ラストオーダー)で、目新しいメニューも紹介されています。
喫茶室はできたてにこだわり、「窯出し大平原」を同店限定で提供し、帯広市内の直営店のみの販売だった「サクサクパイ」も札幌市内で初めて取り扱う。テークアウト売り場も設けた。5日には、札幌本店オープンを記念した焼き菓子の新商品「ひろびろ」も同社全店で新発売する。
六花亭 札幌本店あす開店 喫茶室やホールも−十勝毎日新聞
賞味期限が3時間!しかないことで話題を集めたサクサクパイの取り扱いもあるということで、楽しみですね。
JR札幌駅の南口を出て右方向、アスティ45などのある北5条手稲通りに面しています(札幌市中央区北4条西6丁目3-3)。
北海道にお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

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あわせて読みたい:ほぼ日刊イトイ新聞 - あの会社のお仕事。六花亭製菓 編
(2014.12.28 11:00追記 メニューの値段を分かる範囲で追記しました。)
*1:メニューによっては二月連続のこともあります