おもいで、さすらい、かりそめ、まろうど
閉店ぎりぎりの本屋にかけこみ、おお振りの新刊と一緒に手にとって購入。出たのは知っていたものの購入を見送っていたけれど、いーちゃん(id:shokou5)が好きなら読まないわけにはいかない。
- 作者: 鶴田謙二,梶尾真治
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2008/05/20
- メディア: コミック
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「覚えている意味」について彼女が出した結論は思い出を残すため、という実に感傷的なものだったけれど、僕はその答えについて、生物として持つ意味を超えて、すんなり納得できた。人智を超えたものに対する納得の仕方は感情的であったほうが心地いいし、飲み込むためには仰々しくないほうがいい。うまく言えないけれど、きっと僕はそうやって納得する。
初めて部屋の中で煙草に火をつけて、一本だけ吸った。自分を取り囲むように立ち上る煙を眺めていた。