紺色のひと

思考整理とか表現とか環境について、自分のために考える。サイドバー「このブログについて」をご参照ください

おもいで、さすらい、かりそめ、まろうど

閉店ぎりぎりの本屋にかけこみ、おお振りの新刊と一緒に手にとって購入。出たのは知っていたものの購入を見送っていたけれど、いーちゃんid:shokou5)が好きなら読まないわけにはいかない。

おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル)

おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル)

デッキ上に出た後、セリフなしで続く数ページが終わらないで欲しいと思いながら次を辿る(くそう、こんなところまで一緒なのか!)。
「覚えている意味」について彼女が出した結論は思い出を残すため、という実に感傷的なものだったけれど、僕はその答えについて、生物として持つ意味を超えて、すんなり納得できた。人智を超えたものに対する納得の仕方は感情的であったほうが心地いいし、飲み込むためには仰々しくないほうがいい。うまく言えないけれど、きっと僕はそうやって納得する。
初めて部屋の中で煙草に火をつけて、一本だけ吸った。自分を取り囲むように立ち上る煙を眺めていた。