紺色のひと

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引越し準備中

繁忙期もひと段落したので、久しぶりに有給を取り、部屋を探しに出かけた。引越しをするのだ。今のアパートに越して来たのが2年前の9月だから、まだ一年半くらいしか経っていないことになる。出張も多いし、あまりこの部屋で眠っていないような気もする。冬は寒く、目が覚めて「よく生きていたもんだ」と思ったこともあるような部屋だ。おそらく北大生が多く入居しているであろうこの界隈では、この時期になるとマットレスや毛布が「引き取れません」のシールを貼られて道端に転がっているのをよく目にする。一種の風物詩なのかもしれない。僕は僕で、この部屋を出ようと思う。
札幌にいると、春先の街中は本当に汚いと感じる。雪の中に一冬積もったどろどろしたものが一斉に融けて、道路に広がるのだ。それでも春を嬉しいと思うのは、凍った湖の水面の面積が広がっていたり、道路の端からフキノトウが顔を出していたり、法面に積もった雪が融けて道路を斜めに流れていたりするからだと思う。