紺色のひと

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クレーマー・来れ間

資料づくりでばたばたしている最中、とある客先から僕宛てに電話がかかってきた。説明資料として作ってもらったパワーポイントでわからないことがあるんだ教えてください、と言われ、説明していたのだけれど、ねちねちした口調や内容からして、どうやらこれは「お前の作った資料で説明したらうまくできなくて恥かいただろうが」と言われているのではないかと思ってきた。クレームというほどではなかったし、そういう恣意的な捉え方は得意ではないけれど、今回ばかしはさすがに気づいて、先方の機嫌を損ねないようにこちらの非を認めつつ対応した。
とはいえ、資料作成時に出した、こうしたらいいんじゃないでしょうかという僕の提案は却下され、先方の半ば言う通りに作った資料であったうえ、二年近く付き合っている案件の担当としてまだその程度の理解しかしてもらえていないのかぁ、と少し残念だった。「アサイさんはプロフェッショナルだからわかるかもしれないけどさぁ、僕らみたいな素人は違うわけよ」、はぁ、確かにそのような解釈も可能ですね、作成時に説明を付すべきでした、「幼稚園児に説明しなきゃならない僕の身にも」云々。うーむ、これがこんさるてぃんぐの真髄か。というよりもナメられてんだよな、これは。
で、その様子を見ていた上司から電話対応について、アドバイスに加えて「なあなあで逃げるな、わからないことはわからない、相手に誤解を招くような理解をさせるな」と注意を受けた。「いや、おれは」と言いかけてやめた。今の対応そのものの問題ではないこと、僕がそういう対応をしていないことを上司もわかっている。気を抜かないでいたい。とかく僕も保身に走りがちだ。誰が悪いとか僕は悪くないとかではなくて、自分がやらなければいけないことをやらなくては。