紺色のひと

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毛先生祭り

昨日、出張から帰ってきた先輩が、社内に大量のカボチャを持ち込んできた。泊まっていた農家民宿のおかみさんに持たされたらしい。課員に配られ、僕のところにも2個転がってきた。
これはやるしかない。今晩は「毛先生祭り」である。
「毛先生祭り」とは、ひとりでカボチャを煮て夕食に食べるだけの行事である。コストパフォーマンスが高いカボチャを貧乏極まりなく食べることで、日々の豊かさに感謝するという目的がある。しかし、ただ食べればいいというものではない。いくつか制約がある。
まずひとつ。食べるときには、以下のセリフを独白しなければいけない。

「あーあ、また今日もカボチャの煮たのかあ」
「文句を言うなよ、毛先生だってあんなにおいしそうに食べてらっしゃるじゃないか」

ふたつ。緑色の服に、できれば人民帽をかぶって行うことが望ましい。
みっつ。決してカボチャと水以外を口にしてはいけない。副菜などはもってのほかである。
そしてもっとも重要なのは、いかなる主義主張も持たずに行うことである。
ということで、僕はこれから台所に向かう。健闘を祈る。