紺色のひと

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Don't laugh my romance

映画を見に行った。去年見た映画が2本で、それは近年記録に残るほどの数*1であるくらい、僕は映画を見ない。特に理由や哲学はないのだけれど、有名どころからコアなところまで、絶対数はそこらのひとより非常に少ないと思う。
ともかく、恋人と「人のセックスを笑うな」を見たのだ。ゴジラを除く最近の邦画を見たのすら初めて*2で、端から雰囲気に飲まれた。松山ケンイチのセーターの似合いっぷりに嫉妬し、蒼井優の眉毛に、と書き出すときりがないのだけれど、カメラが動かないのに不思議な感覚を覚えつつ、食い入るように最後まで見た。エンドロールでフィッシュマンズの曲が明るく流れて、そうきたかー、と体を振るわせた。未読だったので文庫を買って帰った。
うまく感想を言葉にできないのは、慣れていないからという他に理由がありそうだ。恋人は今も、映画の挿入歌を繰り返し口ずさんでる。

*1:おまけに2本ともアニメーションだった。

*2:よく話題に上る「ジョゼと虎と魚たち」も見たことがない。