紺色のひと

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本当のこと

本当は、と前置きをするまでもないとわかっていながら、本当のことを考える。自覚しろ、僕はひとりの時間が好きで、そして同時にどうしようもなく甘えん坊で淋しがりだ。ケータイがちかちかしていないか何度も確認するし、肉体的な接触に依存しがちだ。抱きしめたり抱きしめられたり、髪をすいたり頭を撫でられたり、猫をあやすように顎をくすぐったり、目を合わせるように首に腕を回されたり、お腹をつまんだりつねられたり、さわったりさわられたりするのがとても好きだ。飢えていると言ってもいい。自分の中で時にそれを煩わしく思うほどそういう衝動があって、抑えきれなくなっても大抵僕は独りだからため息をついて部屋の電灯の紐に浅いパンチを繰り出す。
短期的に見ても長期的に見ても叶うことのない欲求を抱いている。自分がなにをしたいのかわからなくなる。どこへ帰ればいいのか検討がつかなくても、ここからいなくなることができない。埋もれる胸の温かさでどうとでも動く自覚があるのに、その言葉に口が動かない。おれなんてちょろい男だ。
と、残業の終いに露呈したら、久しぶりに弱音っぽい弱音になったので自分でも驚いている。二年ぶりくらいだ、ラーメン食べたいと積極的に思っているのは。どこかまだ開いているかな。