紺色のひと

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思考

過ぎたことなの

夜、ひと月前に別れた恋人から電話があって、諦めきれないと言われた。僕は好きなひとができたこと、あなたを前みたいに好きにはなれないことを伝えて電話を切った。話していたのは15分くらいだったけれどものすごく消耗してしまって、部屋にあったマシュマ…

柔らかな闇

ここ数日の仕事が忙しかったり、内容が建設的でなくていらいらしたりもする、ということを愚痴るつもりはまったくない。ただその中で気づいたことがあって、僕は生産的とか建設的とか、そういう極端に前向きのベクトルを持つ言葉や、そういう行動が好きなの…

決意のようなもの

「日々の些細から、何かを導くのは無駄なことだ。」もう、家に帰ろう作者: 田辺あゆみ,藤代冥砂出版社/メーカー: ロッキングオン発売日: 2004/04/30メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 332回この商品を含むブログ (147件) を見る今の自分に必要だと思って…

大人になれない

あいにくね、おれは気の利いたこととか言えないのよ。納得するような言葉にまとめられないの、こんなに振り回してるくせに、だけど。自分がわかればいいやって思うんだよ。たとえば自分の中に変化があって、変化を感じることができたらそれでいいの、「気づ…

イロクロ

恋人と別れてすぐ、カメラにモノクロフィルムを入れた。別に哀しい気分に浸りたかったわけでも、世界が灰色に見えたとかでもない。それで3週間が経って、切ったシャッターはたったの5回だった。駄目なのだ。冬だということもあるのだろう、白黒ではとても足…

海のひと川のひと

仕事中、唐突に浮かんできた言葉があったのでメモしておく。 「きっと5年後もあなたに溺れてる。」 思ったことは本気だ。おれのことだから、きっと真顔で言うんだろう。いつかそう思った相手に言えたら素敵だと思う。

未来について考えること

部屋の模様替えをした。窓際に置いたベッドをよけると、ベッドがあった場所には結露した水で水溜りができていて、それを雑巾で拭き取りながらここに本棚を持ってきて大丈夫か心配になった。 責任を伴う未来のことを無責任に考えている。今、今だけは願うこと…

面白くなってきたこと

自分でも驚くほど心が動いている。ひとつひとつの物事に動揺し、喜んでは口の端をゆがめている。例えるならば、というよりも自分の奥のほうに篭ってしまった感覚を思い出すように言葉を選ぶのであれば、これは空気に対する恋だ。外界の事象にこうまで心を動…

もう、双璧のひと

実現するとしないに関わらず、こうだったらいいとか悪いとか、こういう未来もあっていい、というような類の想像を常にしている。ただ、それらは僕の生活の中で「叶わないもの」として扱われていて、思うばかりのものだったのだけれど、このところ、去年の暮…

すべてのことは

すべてのことは思うようにゆかない 実篤先生はその後に、「けれどおれは辛抱強く我慢してしっかりやってやんよ」みたいなことを続けていた。先生の言葉は昔から、まっすぐすぎて好きだった。母が若い頃に読んだという詩集に線を引いて読み返した。時折母の線…

言葉を作った奴にこの野郎 second season

5年と半年付き合っていた恋人に別れ話をした。昨晩から話を始めて、今朝起きて話の続きをして、そしてやっぱりというか、初めから予想できていたことなのだけれど、最後は意地の張り合いになって、出先の地下街でさよならを言って僕がその場を立ち去っておし…

言葉を作った奴にこの野郎

意思が弱いのだ。精神的な事項はすぐに肉体の持つ安定性や、体の周りを取り巻く諸々の感覚や雰囲気に押し流されてしまって、これをやるぞと決めていたことが達成できた試しはほとんどない。意志が弱いのだ。 昨日から恋人が遊びに来ている。鍋を作って食べ、…

なにかを

また眠れずにいる。先のことを考えると時間の流れが途端に遅くなる。失ってはいけないものがあるのか考えている。安らかに眠りたい。

本当のこと

本当は、と前置きをするまでもないとわかっていながら、本当のことを考える。自覚しろ、僕はひとりの時間が好きで、そして同時にどうしようもなく甘えん坊で淋しがりだ。ケータイがちかちかしていないか何度も確認するし、肉体的な接触に依存しがちだ。抱き…

地下三階のひと

朝遅くに起きてから、今日は具体的になにもしないでいようと決め、部屋を片付け、昨日の残りの鍋で雑炊をつくって食べ、洗濯をして、フィルムを現像に出しに行った。 その合間に、というよりもパソコンの前に向かっている合間にそれらのことをやっていたのだ…

女の子に初めてのメールをする100の方法

先日行われた中学の同窓会で、中学の頃一度も話したことがなかった女の子と挨拶をしたとき、学生の彼女が興味を持っている職業と僕が就いている職種の分野が同じで、所属していた学部も同じだ、ということがわかり、少しだけ盛り上がった。僕はその子の名前…

友人と電話をしたんだ

彼は自分のおみくじをとっておくと言い、なにかあれば財布から取り出して読み返すと言った。僕は結んでくると言った。話は今年の目標のことになり、彼は仕事のことを、僕は自分の将来のことを考えた。ひとつひとつ、妄想に決着をつけてゆきたいと思っている…

ちゅうがくのひと

中学校の同窓会に出席してきた。一学年の人数が少なかったのでいつも集まるのは学年単位で、今年は30人くらいが集まった。 イジラれでひ弱だったあいつは正義を振りかざす立派な警察官になり、まだ学生のひと、医者を目指している少なくないひとたち、フラフ…

にかいのひと

高校の後輩(id:gginc氏)に声をかけられて、さらにその後輩(id:i-Agさん)を含めた3人で話をした。と言ってしまえばおしまいなのだけれど、そういう訳にもいかない。 進学校だったせいもあって頭のいい人間も勉強ができるだけの人間もたくさんいて、僕はそ…