誰かが廊下を歩く気配がして僕は身を起こした。同時に頭の奥に腐ったような痛みを感じ、ひでぇなぁと呟いてゆっくりと体を横向きに戻した。曇り空は明るく、枕元の携帯電話に手を伸ばすと二時を過ぎたところだった。床に湿ったふんどしが落ちているのが見え…
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