紺色のひと

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2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

椿やさん

連休に旅先で買った椿の苗を白い鉢に植え替えて、恋人の部屋に置いている。まだ20センチくらいだけれど、ひと月で新しい葉を4枚開かせた。大きくなったら大きな鉢に植え替えたいし、いつか庭を持つことがあったら同じように日当りのいいところに植えたい。椿…

おもいで、さすらい、かりそめ、まろうど

閉店ぎりぎりの本屋にかけこみ、おお振りの新刊と一緒に手にとって購入。出たのは知っていたものの購入を見送っていたけれど、いーちゃん(id:shokou5)が好きなら読まないわけにはいかない。おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル)作者: 鶴田謙二,…

10年よりも前のこと

このところ考えることが10年前、中学校にいた頃のことばかりなのが興味深い。 例えば小説をはじめとする芸術活動が、それを行うひとのそれまでの経験や記憶や思い出、あるいはそれらによって形成されてきた感性を切り貼りしたり掬いだしたりして為されるもの…

彼らとの間に双方向の友情はあり得ない

三次会が終わり、さぁ次はどうしようかというテンションが周りを包んでいる中、新郎に別れを継げて場を後にした。新郎の高校・大学時代の友人や新婦の友人はあらかた解散し、残っているのはほとんどが小中学校のときの友人たちだった。分ければ僕もそこに分…

幼い日の手のぬくもりはおっくせんまんの価値があるか?

小学校から高校まで一緒だった連中がいくらかいる。親同士の付き合いが続いていたりするせいもあり、僕が連絡を取っていなくても、母から彼らの近況を聞くことが少なくない。 ケンちゃんが、今度しげ(僕のことだ)と飲みたがっていたよ、と母からのメールに…

ゼンマイを巻いて歌いだせ!

鍵盤もいいけど、やっぱりストリングスが好きだという結論に達した。弦楽器やってて残念なのは、バイオリン一本じゃあまり迫力がなくて使いどころが難しいところ、弾きながら歌うのが難しいところだけれど、オーケストラになればほら、鳥肌モノ。 くるりの「…

議論の余地しかない(議論ニガテについて)

大変なことに気づいてしまった。なんだかいつも大変なことに気づいているような気もするが、それだけ僕は自分のことばかり考えていて、そのうえ自分が気に入らなくておまけに懐疑的だということを表している。 大変なこと、それは、僕はここ数年議論らしい議…

おたくの息子さん

漫画はよく読むほうだと思うが、同世代のオタクと比較しアニメの類はほとんど見てこなかったと思う。有名どころですら話についてゆけない。当然新しいものを追いかけることもせず、ここ1.2年で流行ったものを話題にのっかる程度に見たくらいだ。 今日、つい…

すべての会話を思考に置き換えること

ねとらじのことを考え始めたので、実験的にいくつかのことをやってみようかと思っている。 今まで僕が長い間やってきたのは、自分の思考を書きながら言葉にまとめて整理する、ということだった。書いて、自分の考えを知る。例えばこれを、話言葉でやってみる…

調子ライダー

どうもこのところの自分が調子に乗っていると思えてならない。食べるものや暮らし方がそうだ。金額の問題だけではなくて、いくつかのことが身の丈に合っていないような気さえする。黒飴がたくさん入った100円の袋を買って、コーヒー牛乳を牛乳で割って飲んで…

いつかあなたに second season

布団に顔を伏せて、じっと雨音を聞く。時計の秒針と自分の息づかいとが耳に入ってくるけれどそれは雑音で、ただたらたらだたら、と続く雨の音が、とても心地よく僕の体を揺らしているのがうれしい。ずっと昔、もし僕がなんども生まれ変われるのなら、そのう…

めも

井上陽水/奥田民生「手引きのようなもの」 初恋の嵐「真夏の夜の事」 スネオヘアー「フォーク」 HARCO「1分の1の地図」「記憶全集」「お引越し」「NightHike」 小島麻由美「夏の魔物」 メレンゲ「すみか」「タイムマシーンについて」 おおはた雄一「おだや…

オヤジの階段登る

仕事が早く終わったので職場に程近いアウトドア&釣り具店で新しい帽子を買い、恋人と合流してパンを買い、近所の焼き鳥屋さんへ行った。ビールで喉の乾きを潤すようになったらオヤジだと思っていたはずなのだけれど、僕の今日の一杯目は明らかにそれで、ま…

桃色音読野郎による恋文のすゝめ

もっと早くに、できれば学生寮時代に読み始めていればよかったと最近とみに思うのが森見登美彦氏の作品群である。登美彦氏の衝撃作「四畳半神話大系」が上梓されたのが2004年の冬、僕が寮に入る前の冬であることを考えると、これほどの巡り合わせもないとご…

願うだけでは

願うだけで叶うはずがないと思いながらも、願うならば叶うかもと思い描いてしまうことが多すぎる。

とりとめもなく身の回りのこと

木金は仕事で体を動かし、今日は朝から子どもの相手をして森林公園を走り回っていたら日が暮れた。心地よいと言ってもいいだろう、上半身の筋肉、特に肘から先に疲れが残っている。明日は久しぶりに野球の試合があるので、左手の握力が戻るかが目下の焦点だ…

「爆発音がした」まとめ によせて

「爆発音がした」まとめ 上 「後ろで大きな爆発音がした。俺は驚いて振り返った。」 を、様々な文体や作家の癖を用いて表現する試み。非常に笑いました。とりあえず、載ってないものをいくつかやってみた。便乗をまったく恐れない。 宮澤賢治(in「銀河鉄道…

道南のひと

二泊三日で島の南へと花見に出かけた。帰ってきてみれば写真のほとんどが桜と恋人を写したもので、ずっと隣にいればそうもなるかぁ、と改めて思ったのだった。 金曜の朝方に出発し、その日の昼前にパコダテへ。星型要塞を中心に桜を見て回った。翌日昼に発ち…

連休ふたたび

連休後半である。カレンダー通りに休みをもらえたので、恋人と相談して南のほうへ行くことにした。札幌の桜は既に散り始め、ここ二日の陽気で道東のある都市では蕾から一気に五分咲きになったそうだ。出張から戻る途中、西に向かうにつれ桜の咲き具合がどん…

暗いものを凝と見つめて

出張先の宿である。六畳の和室にいると、いつも普段考えないことまで考えているのに気づく。そしてそれはいつも、言葉を並べ立てただけの問いに終始していて、納得のゆく答えが導き出せないまま僕は眠りにつく。 物事の根本的な解決とはなんだろうか。自分が…