紺色のひと

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2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

自分のことなら世界の誰よりもおれがいちばん考えてきた!

不思議なのは、アヤさん(id:ayabou)に緑色だと思われていたことだ。これだけ紺色紺色と書いているのに、どうして緑なのだろう。しかし自分の箪笥を見てみると、服は白と緑ばかりだった。なんでわかったんだろう。 ということで、自分のことを書くバトン。

太陽を見た

カワウソを初めてみた日

種分類の中でなにが好きかと聞かれたら迷うことなく魚類と答える僕は、水族館が大好きだ。積極的に通うことはしてこなかったけれど、とにかく好きなのだ。写真を撮るようになってからはなおさらそうだと思う。 昔何度も通った水族館に、恋人と行ってきた。ふ…

紙袋の中味

高校の友人が就職で東京へ行く、というので会った。繁華街の外れで待ち合わせて彼の車に乗り込む。どこに食いに行く? と僕が聞くと、あぁ、飯の前にちょっと付き合ってほしい場所があるんだ、と言って車を発進させた。車を立体駐車場に入れ、後部座席に置い…

笑いたい奴だけ

今年度の仕事に区切りがついたので、この春からこの街で働く大学の友人と飯を食った。彼とは去年の秋に会っているからあまり久しぶりな気がしないけれど、部活の後輩の話や同期の話、久しぶりに聞く名前なんかもあって、楽しい時間だった。 さて。 「逃げも…

風邪引きの法則

体が丈夫な自覚はある。が、「体が資本」と「病は気から」を地でゆくところも同時にあって、集中が途切れるとぷっつり体調を崩してしまうのだ、とこの歳になってようやくわかってきた。自分のことについてまたひとつ理解が深まって嬉しい。 嬉しいのだが、明…

あの花の名はなんだ

大気に別れの匂いが漂う。いってらっしゃい、と恋人に手を振り、僕は自転車にまたがって広い大学の構内を走った。何度か袴姿の女性とすれ違って、昨晩飲んだ友人から明日が卒業式だよ、と聞いていたのを思い出した。僕はこの大学の生徒でもなんでもないけれ…

こむ

「考えろ」「問題は本当にそれだけか?」「自分の言葉で書け」と毎日のように言われている。仕事以外のことで、「集中して思考する」やり方を忘れている、と思った。魅力的なエントリを見ても、いや、そもそも文字を追うこと自体が億劫のようだ。時期柄なの…

秒読みの日々

仕事と恋人の毎日。浮き足立っている自覚はあるけれど、あるからといってどうしようもない。自分で自分を問い詰める時間が減っているのをただ嘆く気もないし、それは僕の身に起こった変化と捉えるようにしている。 例えば気温。この間まで着ていたファーつき…

Don't laugh my romance

映画を見に行った。去年見た映画が2本で、それは近年記録に残るほどの数*1であるくらい、僕は映画を見ない。特に理由や哲学はないのだけれど、有名どころからコアなところまで、絶対数はそこらのひとより非常に少ないと思う。 ともかく、恋人と「人のセック…

ネコミチとまったく似ていない猫のはなし

会社帰りの深夜、道端で野良猫を見つけた。蟲使いみたいな声を出しながらそいつに近づいてゆくと、その白いのはひと声だけ鳴いて僕の右手に擦り寄ってきた。ネコミチはこれ好きだったっけなと思いながら後ろ足の付け根あたりをぐりぐりとしてやると、腹ばい…

忘れない、波に

仕事がいよいよ大詰めに差し掛かってきている。忙しさそのものは12月1月の時ほどではないのだけれど、これさえ終わればもう、という終わりが見えているというのはとても気が楽なものだ。 山形で院に残っていた友人からメールが来た。卒業だよ、東京で就職す…

メガネのその他の性癖について

amazon先生のおすすめ能力については恐怖した方も多いと思うのだけれど、僕は恐怖というよりも「ちげーよ!そんな萌え漫画読まねぇよ!」と感じることが多くて、往々にして憤慨気味なのであった。昼休み、どれどれとチェックしてみると、こんなのがおすすめ…

時には惚気の話を

会社から出て恋人に電話をすると、今あなたの部屋にいるよ、と言われた。最寄駅の階段を上がると彼女が立っていた。あれほど雨から雪になったと言ったのに傘を持って待っていた。手を繋いで僕のアパートまで歩く途中、もう20メートルというところで彼女がひ…

おれがこの地を春にする

月曜までな、と言われていた仕事が終わらず、日曜に出社してそのまま会社に泊まった。日付が変わる頃に買出しでビルを出ると、地面の水たまりに波紋が広がっていた。もう雨になったかと思ったら屋根の雪が融けて滴っていただけで、でも風が確かに春めいてい…

不特定多数への私信

はて☆すた、コメント、メールでのメッセージなどをいただき、ありがとうございます。あくまでこの場は自己完結のための個人的な場であって、誰かに読まれることを第一目的としたものではない、という前提で常日頃書いていますが、読んでくださっている皆さん…

恋人の部屋

あっという間に金曜日になった。言葉にしておきたいことがあれこれと溜まっているようでいて、いざ吐き出してみると思うようなアウトプットができないのがもどかしい。職場ではずっとパソコンに向かっているので、思い出したようにメモ帳を起動してさっと書…

恋人ができました。

告白をしました。好きなひとは三つ指をついて、こちらこそ、ふつつかものですが、と言ってくれました。続けて彼女は、本当は私が言おうと思っていたのに、何年も前から「告白して彼にオッケーしてもらうのが夢だったのに」と言いました。なんだか悪いことを…