紺色のひと

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広角の秋

毎年、この季節になると、あちこち周っている。誰もいないので、風景写真のようなものを撮りたくなる。


9月、道東の漁師町。


同じ町の夕暮れ。


隣町でも空の色は変わらないのだと知った。もっと遠くへ行かなければ。


水のきれいな川。清らかだけれど、決しておだやかではないのが好きだ。


9月、大雪山黒岳。


現れたシマリスに喜ぶ子供。誰がやったかピーナッツを頬に溜めていた。「これ本物?」とカメラを向ける大人に舌打ちをする。


10月、牧草地の群れ。一頭だけ混じる黒い雄鹿を見て、「三歳の雄がうまいのだ」と年老いた猟師から聞いたことを思い出す。




季節は巡り、二度とふり返らないということ。