紺色のひと

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コンプレックス箱買い

はじめに言っておく。これは学生・院生諸兄への憧憬とコンプレックスを込めた駄文である。
分野を問わず日本各地、東京や東北や北陸や関西や果ては北海道まで活躍している大学生や院生諸兄の日記を読んでいると、おれこんなことでいいのかなぁと不安になる。一応自然科学系学部出身の癖に英語も喋れないし読むのも駄目に等しいから当然文献は日本語ばっかりだし、数学的素養もないし、恥ずかしいから黙ってたけど各種統計的検定も怪しいというかほとんどできないし、簡単なエクセルマクロすら本見なきゃ組めないだろうし、極めつけに、専門分野がなんだかよくわからない(学部卒程度で専攻とは言えないと思ってるし、そもそもひどいものを書いてしまったし、仕事は扱う分野が広いし、だ)。まぁ、我ながらよくもこれで専門職就いてんな、と思う。

はてなに限らず、そして分野を問わず、学生・院生諸兄がやれ中国に調査に、とか外人の女の子に声かけられたとかバーでどこの国かわからないおっさんと話したとか、やれワークショップで出張だとか、見てるとなんだか哀しくなってくる。

こうして並べるとどっからどう見ても学業を怠ってきた人間のコンプレックス丸出し発言なんだけど、自分でも不思議なことに羨ましいという気持ちはそんなに大きくなくて(いや、もちろん英語喋れたらいいなぁ、とは単純に思うけどね)、それよりもすげぇなぁ、追っているものがある人間は格好いいなぁ、と感じている。と同時に不安になったりもする。おれはこんなことでいいんだろうか。いや、いい訳がない。

哀しくなったり不安になったりするだけで具体的にどうこうしようとしないのが詰まるところおれという人間の限界なのかもしれないけれど、「一度キャンベル生物学とかで生物やり直したほうがいいのかなぁ」とか「生物に限らず明らかに基礎知識足りてないよなぁ」とか「物理化学に至っては中学生で止まってんじゃね?」という焦りは常にあって、焦っているという自覚のみを抱えて生きている。

うわぁ、書けば書くほど「時間に追われてやりたいこともできない自分に憤りを感じているけどこんな世の中じゃPOISON」的な現代のサラリーマンじゃんね。ミスチルが売れるわけだよね、とか言って大多数の中に身を投じようとしてもなにも解決しないんだよね。なにかがわかってもなんにもかわらない、とマサムネは言った。
さて、小っちゃな頃から変人評価を受け続け、15でキモいと呼ばれたけれど内情は実に平凡な悩みを抱えたりもしているおれです。今日も元気です。今日も残業です。明日から夏休みです。