紺色のひと

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同人活動もひと段落

仕事を終え、職場近くの駅ビルから花火を見て「次は近くで見たいね」と話した。恋人の浴衣姿は本当にきれいなので、この夏じゅうにもう一度か二度、一緒に歩きたい。
さて。
恋人と別れ、僕はもう一度職場に戻り、ひと気のなくなった社内で作業を始めた。そう、今日が同人誌即売会当日であり、いわゆる締め切りなのであった。
原稿を書き、段組構成をして、校正もそこそこに印刷し製本した。50ページのコピー誌の完成である。自分で書いて印刷して配る、というのは何度かやったことがあるけれど、この量を一度に書いたのも初めてだし、それを形に残るものとして仕上げたのも初めてだった。できはともかく、当初の目的である「寮のことについて私小説にする」は、第一段階において一応の決着を見たことになる。タイトルである「モーニングスター」は、寮の名前になっている啓明、つまり明けの明星から取った。男子寮の研究レポートみたいなものも書けたらいいなと思っていたけれどさすがに手が回らず、次回に友人から寄稿なんぞを募ってみようと考えている。

初版の50部を見たとき、なんだか笑みがこぼれた。読んでくれるひとがいるかどうかはともかく、僕はこれから、(これもまた初めての体験となる)同人誌即売会にサークル参加、してくる。それにしても波乱の24歳である。眠くてまとまらないけれど、一応の記録。

追記。
昨晩友人に電話をしたら、「お前、そんな女子中高生とかいそうなイベント行ってなにさらす気やねん」と言われてしまった。参加も客としても経験がないので、年齢層なんかはさっぱりわかんないよ、と言い返すと、よく参加表明なんか出す気になったなぁ、と返ってきた。まったくである。
とりあえず、文科系男子を気取って紺色のネクタイを締めてみたり、冊子をトランクに詰めてみたりしている。