紺色のひと

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道南のひと

二泊三日で島の南へと花見に出かけた。帰ってきてみれば写真のほとんどが桜と恋人を写したもので、ずっと隣にいればそうもなるかぁ、と改めて思ったのだった。
金曜の朝方に出発し、その日の昼前にパコダテへ。星型要塞を中心に桜を見て回った。翌日昼に発ち、津軽海峡沿いに海辺を走って松前へ。僕は幼い頃の記憶を辿りながら、満開の桜を見、椿の種を拾った。夜に海辺の町で宿を取り、一昨年お世話になった農家に挨拶をして、鰊漁で栄えた小京都に寄って、月曜の夜に戻ってきた。いずれも初めて訪れる土地ではないけれど、恋人と一緒に改めて見ると、彼女の視線の行く先を追ったり、昔のことを話したくなったり、感じるものひとつひとつに新しい感覚が生まれるようだった。

南下中、森町。

澪筋、桜の川。(五稜郭堀)

そういえば、あいつはカーブミラーが好きだと言っていた。(松前町)

幾重(松前町)

ふたりは「こういう家にいつか」と真面目に働くことを誓ったのだった(江差町