紺色のひと

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初体験のひと

珍しく頭痛もするしさっさと帰ってご飯でも作ろう、と思っていたら、いつも遊んでくれる先輩から「例の女の子紹介する話(心の傷は上書きでおk! - 紺色のひと)、今日じゃダメ?」と声がかかった。まさかノーなんて言えないので了解して、朝食のチョココロネを暖めすぎてネクタイの上にチョコ滴をこぼしてしまった僕は一度家に帰り、身を清めてから店に向かった。
件の子は年下で、口の端をつり上げるように笑う、背の小さな子だった。先輩と、先輩の婚約者と、僕とその子の4人で2時間だけ飲んで、僕はさっさと引き上げた。帰り道、僕の好きなひとから電話があって、うれしさで飛び上がりそうになり、少しだけ話をした。
今日くらいはこの言葉を言わせてほしい。そんなもんだった。初めて女の子を紹介されるって言っても、今の僕にはその程度だった。婚約者のひとから「あの子どうだった?」とメールが来ていたけれど、まだ返信していない。