紺色のひと

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地下三階のひと

朝遅くに起きてから、今日は具体的になにもしないでいようと決め、部屋を片付け、昨日の残りの鍋で雑炊をつくって食べ、洗濯をして、フィルムを現像に出しに行った。
その合間に、というよりもパソコンの前に向かっている合間にそれらのことをやっていたのだけれど、今日一日考えていたのは2つのことで、ひとつは対人関係のことと、もうひとつがこれからのことだった。なにをすることもなく思考を散らかす時間は久しぶりで心地いい反面、以前どういうふうに考えを転がして結論にたどり着こうとしていたかを忘れてしまっていて戸惑った。
先日の同窓会をきっかけに対人、特にこれまでの僕の女性に対する接し方について考えたうえで文章にまとめようとしてみたのだけれど、それをミクシに書こうとして更新ボタンを押そうとした途端に、これを他人が読んで僕はなにを得るのだろうとの考えが生まれ、今日のミクシでの僕の活動は一日中ログインしていただけになった。
もうひとつのこれからのことについては、特に文章にしないでただ考えと妄想を並べていただけだったけれど、少しだけ実りのある結論が出せた。これからの僕が置かれようとしている現状は、社会人3年目というある意味で小さな節目になり得るところで、これまでとこれからを考えるにはちょうどいいと思った。いくつか浮かんだ例えのうちひとつはロールプレイングゲームだった。一年目は初めて訪れる町に入り、アイテムやら新しい武器やらを揃えていて、二年目の僕はこれからに備えて周辺でレベル上げをしていて、そして三年目、僕は次のダンジョンへ向かおうとしている。あらかじめ断っておくとこの例えは転職を示唆するものではまったくなくて、二年目の今はまさにレベル上げという言葉がしっくりくるなという実感と、三年目でいる間にこれからの仕事や生き方について結論を出さなければならないなと考えていることからくるものだ。
結論を出そうと今考えているいくつかのことについては、きっとこれから真剣に対応しなければならないときが来るような気がしているので、今はまだ心構えに留めておくつもりだけれど、きっと僕はそこでまたいろいろと考え込んで、たまに涙を浮かべたりして、時間が過ぎるのを待たなければならないのだろう。新しいダンジョンに入ったからといって次へ進むことができる保証はまったくなくて、ただ僕はレベル上げを続けていなかければならないという事実だけが確かなものだ。