紺色のひと

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朝食が楽しみになる!バルミューダのトースターにしたら食生活がアセンション

我が家に"感動のトースター"バルミューダ ザ・トースターがやってきました。妻の喜びようとは裏腹に、たかがトースターと疑いの目を向けていた僕ですが、食べてみたら手の平返しをしたくなりました。レビューというより、日記です。もちろんステマではありません*1

ことのきっかけ

妻がバルミューダ | BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター) | 感動のトースターのWebサイトを見て興味を持ったそうです。
これね。このグツグツしてるチーズトースト。

バルミューダ | BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター) | 感動のトースターよりキャプチャを使用させていただきました。サイトではグツグツと動く。そそる。


とはいえ「トースターに25,000円出すのはな…」と思っていたところ、たまたま使っているクレジットカードのポイント交換アイテムにバルミューダを見つけ、嬉々として注文。「年末年始の配達遅れがあるから届くの数日かかるかも、だって」と年末に言っていた妻を待たせに待たせ、我が家に到着したのは1月13日でした。


「バルミューダ ザ・トースター」(以下「バルミューダ」)とは、温度制御とスチーム機能によってパンのリベイク(Re-bake、温めなおし)を高度に行う"究極のトースター"。大変話題になっていたそうですが、僕はさっぱり存じ上げませんでした。
「トースト」「チーズトースト」「フランスパン」「クロワッサン」「クラシック」の5つのモードがあって、種類ごとにうまく焼きたてのおいしさに仕上げるんですって。


まずは使ってみました

興奮した妻からの報告を聞いた僕。妻が娘の寝かしつけで起きてこないので、ふと思い立ってトーストを焼いてみました。たまたま作っておいたりんごのコンポートを、5枚100円強の低価格帯食パンにバターと一緒にのせて、トーストモードで2.5分。


うわ、めっちゃ曇ってる。最初に入れた5ccの水がスチームされ、蒸気がパンに水分を与えつつ温めているようです。



さらに電熱線が点いたり消えたりして、焼きあがったのがこれじゃ。



食べてみると、最初の歯ごたえが普段の食パンとまるで違いました。水分を失って固くなっているはずの表面が、最初の抵抗感を残し、そのままふわふわした白パン内部の触感につながります!
妻、ごめんよ……。熱っぽくバルミューダについて語っていたのを聞き流していてごめんよ……。電熱線で加熱するだけの単純構造のものだからと更新の必要性を疑ってごめんよ……。「25,000円もするの? でも現金なしで手に入るって? じゃあいいんじゃない?」みたいに適当に返事してごめんよ……。
僕が間違っていたよ!


いろいろ試してみるのさ

翌日から、少しずつ食パンのバリエーションを試してみました。あれこれと食感についての言葉を費やすのは得意でないので、とりあえず写真を並べますね。


妻が好きな、チーズ多めのピザトースト。「チーズトースト」モードで。


チーズにうまく加熱されて、中のパンが柔らかいのもおわかりいただけるでしょうか。


「フランスパン」モードで、僕の大好きなドライフルーツのカンパーニュ。ちょっと奮発して評判のパン屋さんに行ってよかった! パンがおいしいのもあるけど、温めなおしとは思えないくらい焼きたて感がすごい!


ハードパンも試してみる。町のパン屋さんでフランスパンを買ってきて、バター+はちみつだ! 「フランスパン」モードで。


「クロワッサンモード」があるなら、クロワッサンでも試してみようってことで、パン屋さんで買いました。
これまでのトースターだと、表面かりかりになりすぎてボロボロ崩れてしまっていたのだけれど、ふわふわ感が残っていてぜんぜん違います。



「クラシックモード」は、いわゆる普通のトースター。300W/600W/1300Wの3段階。マカロニグラタンを焼いたりもできます。



感想文

侮っていました。
我が家は裕福ではないけれど、僕と妻の共通認識に「毎日食べるものに関わる部分はあまり安物を買わないほうがいい」というのがあります。結婚した年に炊飯器を新しくしたのですが、厚手の釜が内臓された炊飯器で炊いた白米を初めて食べた夜、妻と顔を合わせて「……ぜんぜん違うね! 買ってよかったね!」と喜び合ったのをよく覚えています。
娘が生まれてもうすぐ4年。朝食の習慣づけの意味もあって、ふたりのときは食べたり食べなかったりだった朝食を、ここ2年ほどは毎日パンでとるようになりました。3日に1回、6枚切りの安い食パンを買って、はちみつやジャムをつけて食べる日常が、このバルミューダの登場でまったく新しくなりました。食生活が底上げされるような、そういう変化をもたらしてくれるような気さえします。
事実、初めてりんごのコンポートをのせて食べた夜、僕はいつものように台所の片づけをした後、翌日の朝食に添えようと、かぶとたまねぎのスープを作りました。目が覚めるのが楽しみになるような、朝ごはんを心待ちにするような、そんな気持ちの変化がすぐに起こりました。
「毎日食べるものは…」とか偉そうなことを書いておいて、トースターに目が行かなかったのは何故だったんでしょう。「おいしいパンは食べたいけど、でも近所にパン屋もないし、町のパン屋に遠出して通うのは出費がな……」とぼんやり思っていた僕の、ひとつの解答がこのバルミューダだったようにさえ思います。主食に関わるような、使用頻度の高いものへの投資が、生活を豊かにしてくれました。



我が家はたまたますんなり手に入れることができましたが、それでも初期投資、トースターに25,000円には抵抗がありますよね。僕も、これを食べる前にWebサイトだけ見ていたって、ぽんと支払う決断はできなかったでしょう。でも食べた今なら言えます。
「今使っているトースターは10年前に買ったものだ。ここでバルミューダを10年使うとしたら、一年で25,000÷10=2,500円。ひと月あたり200円ちょっと払って、毎日のパンがおいしくなるなら、買わない理由がない」と!
(もちろん、スチーム機能や温度制御などがあるバルミューダを、スイッチ入れると電熱線が熱くなるだけの従来型トースターと同じ期間使い続けられる保障がないので、机上の計算ではあるのですが)
パン食が日常的な生活をされている方でしたら、検討の価値ありありです。朝ごパンが楽しみになること請け合い!


バルミューダ・ザ・トースターに関するあれこれ

  • 公式サイトではレシピ紹介も充実。

レシピ | BALMUDA The Toaster | バルミューダ

  • 糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」での紹介記事。期間限定で販売もやっている。

BALMUDA The Toaster - ほぼ日刊イトイ新聞

  • 糸井さんと、バルミューダ代表・寺尾玄氏の対談記事。

妻「トースターの中にちっちゃいおじさんがいて細かく温度管理をしてる、っていう公式発言…アツい」
寺尾玄×糸井重里対談 バルミューダのパンが焼けるまで。 - ほぼ日刊イトイ新聞

  • 代表のインタビュー記事

バルミューダの大ヒットトースターは「家電ではない」。社長が語るクリエイティブ哲学とは? - T-SITE LIFESTYLE[T-SITE]

*1:こう書いても疑う方は疑うのでこれ以上何を言うつもりもないのですが、金貰って書いてんだろと思われるのも癪なので一応。