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紺色のひと

思考整理とか表現とか環境について、自分のために考える。サイドバー「このブログについて」をご参照ください

思考

あっちぇえランド

県民河川愛護デーには、家の近所や河川敷、海岸の清掃をするのがこのまちの定例行事だ。大家さんから貸し与えられた刈り払い機の試動を済ませ、集合時間の6時少し前にゴミステーションに向かった。二軒隣に住んでいるおじさんがちょうど出てきたところだった…

タカナのおばちゃん

同年代・同郷の友人と比較すると、僕の実家の親戚づきあいは深いほうなのかな、と感じている。古くから札幌に居るひとたちであり、居住地が市内に固まっていることもその一因だろう。友達が「田舎のおばあちゃんから送ってもらった」と果物などの話をしてい…

おれにはなにができるか、という自問自答

腰を据えてなにかを読んだり書いたり、ということを、この数ヶ月あまりしなくなってしまった。結婚式の準備や仕事に追われていたと言えばそれまでなのだけれど、それでも僕のこれまでの生活からすればそれは異常なことで、出張先でぱらぱらと読む昔のライト…

生き急げ、と思ったこと

ここ数ヶ月の不調、仕事や生活の細かいところで躓く原因が明らかにできたと思う。おれが、積極的に安定を求めていたせいだ。 なるべく楽なやり方で、なるべく平和に、なるべく波風を立てないように、と。穏やかに生活することを目指していたつもりだった。そ…

夏の花のよう

生活に追われている、というよりも、仕事を含めた生活のバランスを取るのに苦労する日々が続いている。4年前と比べてモチベーションは明らかに下がっているのを実感していて、それを改めて言葉に書き出そうとしなくなったせいで正面から向き合わなくなった、…

ひとり前夜祭 第三夜

深夜の道道を走りながら音楽を聞いていた。今の、落ち着かないような安らかなような、平静を装っているような、かといってあーもうっと髪をかきむしるほどでもないこの気分に、スネオヘアーがとてもよく合った。「のびたテープ」「ピント」あたりがとてもよ…

ひとり前夜祭 第二夜

今晩は、明日から全く違った生活を歩むことになるという意味で、大事な夜のはずだ。7日前からカウントダウンもした。けれど僕はそのカウントすら途中で数えることを忘れてしまっていて、こうして最後の日になって、ああそうか、と思い出すことになっている。…

ひとり前夜祭 第一夜

持ち歩いている手帖に、自分自身のことを書くことが少なくなった。考えごとをしなくなった訳ではなくて、生活を構築することや生き延びることからの脱却とか、暮らすことへの昇華、なんかについて思いを巡らせてはいる。けれど、僕の内から「死なないように…

アサイさんの引越し前夜

一昨年の秋に独り暮らしを始めて一年と半分、僕は居を移すことにした。 この大学の傍のアパートは学生ばかりで、ほとんど部屋に帰らない僕はその学生っぽい雰囲気に浸ることができず、結局部屋はただ職場から戻って寝る場所としての機能を忠実に果たし続けた…

湧き出ずるもの

上司と、今僕が抱えている案件について打合せをした。いくつかやりとりをして、僕が出した資料を見ながら、上司はゆっくり話し始めた。「あのな」 「俺らがやってるのは肉体労働じゃなくて、一応頭脳労働なんだから」 「発想力とか、おっと思うような提案と…

将来について本気出して考えてみることにした

この一週間ほど、今までとは異なった視点で将来のことを考えている。 きっかけは、転職に成功した友人と話をしたことだった。彼は僕と同じ大学の同じ学科を卒業し、北海道の地方都市に就職、2年半働いて、少し前に公務員へと転身した。彼の仕事内容や職場の…

Output,Output.

追記:業者のコメントがひどいので日付をかえてみた 今日は調子がいい。というよりも、昨日一昨日は頭がずっと曇っていたようでまったく仕事がはかどらなかったから、せめて今日はとエンジンをかけていたのが功を奏したのだと思う。 ということは、毎日気を…

僕たちのソフトパレード〜08年のまとめ〜

大晦日になったものの、一年の終わりの日という実感がまったく持てず、戸惑っている。道路は湿ったみぞれでびちゃびちゃと薄黒く、僕の一番嫌いな春の雪融けの季節を思い出させる。31日と言えば、部屋の窓から暮れる日を見て、こんなことがあった、来年はど…

晩秋の川、奔流の川、逆流のひと

一枚の葉が流れの中に揉まれているのを想像してみて欲しい。川底や岸沿いをきりきりと舞って、水面近くにふわりと上がってきたところをそっと掬いとる。これは、僕が感情を言葉にするイメージだ。拾い上げるというよりも、掬いとるという言葉が似つかわしい…

欲しがり

時折、夢の中身を日中まで引きずる。あるいはぼうっとしながら働かせていた妄想の続きに囚われる。それらはどれも現実みが「なきにしもあらず」程度で、起こり得る(あるいは起こし得る)とわかってしまうから、今の自分の立ち位置をそのたびに疑ってしまう。…

軽蔑のひと

僕は普段の生活を送る中で、他者への軽蔑をごく日常的に行っている。もちろん、心のどこかで思っていることを表立って表現することに僕はなんら意味を感じないし、こんな僕だって好き好んで他人の悪口なんて言いたくはない。大抵、黙っている。酔っ払ったり…

どんな仕事をしたいのか?

どういう仕事をしたいのか。そして、どういう仕事をする人になりたいのか。それをずっと考えている。僕の職業はどうもマイナーで、説明するのが難しい。様々な分野の知識やその専門の方々と関わりを持つことになったり、自分の中でもそれらを把握・統括して…

僕と古本屋

僕にとっては、本とは読むものであり、所有するものです。必要以上に神経質に扱いもしないし、鞄のなかにそのまま放り込んで、文庫本のカバーがぼろぼろになるのも当たり前です。「読むなら欲しい」ので、図書館で借りて読むこともあまりない。逆に、買った…

生きる気力が足りないと、僕が錯覚したこと

「わかっているのだ。なにが足りないって、生きる気力だ」と僕は錯覚した。 この一年で、僕の生活は少しずつ変化してきた。「生き延びることから暮らすこと」へ、そして「ひとりからふたり」へ。それぞれについて考えることも、実行することも多くて、忙しか…

御者座のひと

当方齢二十五にして、漸く自らの御し方に気づき候。 些細な連絡の行き違いと僕の阿呆な勘違いが重なって、しばらく街で時間を潰していた。持ってきた本も読み終わり、姿勢を正すと、背もたれのないベンチに長時間座っていたせいで腰が少し軋むようだった。僕…

静と動

おれは走るのが苦手だ。けれど、走り出すのは好きだ。「オン・ユア・マーク、ゴー」、あの瞬間の、覚悟を決めて踏み出す一歩がたまらなく好きだ。少し走って体の奥から熱を帯びてくると僕はそれが不快になって足を止めるけれど、肝心なのは、スタートの一瞬…

記憶の発掘作業

昨晩ねとらじに繋ぎながら、なにかのネタになるかもと部屋の奥から昔の手帳群を引っ張りだした。以前見たのはちょうど一年くらい前だった(紺色のひと)。いつの間にか最初のノートの最初の日付から10年が経過していて、こんな僕にも10年続いているものがあっ…

この半年を思い返せば

ふと時計を見ればもう晩御飯の時間で、ふとカレンダーを見れば9月も終わろうとしている。日のある時間はあまりに早く過ぎ、生きている時間もあまりに早く過ぎるように感じられる。幸せなことだ。自分の撮った写真を、半年前から順に眺めてみた。どれも撮った…

秋になるとストールを巻くひと

本格的に秋の訪れを実感しつつある。晴れた日、日中から日暮れにかけての大気は本当に澄んでいて、この街では最も散歩にいい季節だ。歩くだけで一歩一歩地面から浮き上がってゆくようなのに、足の裏でしっかりと地面を感じていられるのが嬉しい。 去年の今頃…

ゆずと19と敵の敵

よく覚えている出来事がある。例によって前置きが長くなるけれど書く。 大学一年の頃、よく山形駅の路上に出てギターを弾きながら歌っていた。横には相方キムラがいた。彼は口達者な関西人で、裏声を使って歌うのがうまかった。ある種劇的な出会いをした僕た…

我侭の通し方

昨日恋人から言われて気づいたのだけれど、僕はいつの間にか相手に我を通すやり方を忘れてしまっていた。 ここで過去の自分を振り返ってその理由を探るのは簡単で、さっさと種明かしをしてしまえば、ひとつには変人扱いされるのにいい加減懲りたから、もうひ…

酒と嫌悪と男と女

高校の友人と飲んだ。最後の十数分、僕はテーブルに突っ伏して眠ってしまった。頭痛が眠気に対してまったく抵抗とならない。これはひどいと思って久しぶりに会った友人たちに別れを告げ、北大の構内をアパートに向けて歩き出した。喉が渇いていた。ビールと…

コンプレックス箱買い

はじめに言っておく。これは学生・院生諸兄への憧憬とコンプレックスを込めた駄文である。

かえってゆく場所 Last season

改めて言うと、僕は旅が好きだ。理由なんてない――なんて言えたら少しは格好がつくのかも知れないけれど、理由はひどく陳腐で、僕がないものねだりをする男だからだ。言ってしまえばその非日常性に惹かれているのだ。別にありきたりのことが悪いとは思わない…

夏休みが待ち遠しくない

盆の予定が決まらない。 僕の仕事の都合をここで詳細に述べても仕方ないから止すけれど、盆休みとして3日ほどもらえることになっている。ただ、業務との兼ね合いで、支障がなさそうな隙間平日に滑り込ませるようなかたちにならざるを得ない。 するとどうなる…

機嫌が悪いッ

嫌悪を表に出すのは嫌なのだけれど、珍しく僕は今非常に機嫌が悪い、と名言することにやぶさかでない。機嫌が悪いのだ。 発端がなにかはよくわからないけれど、仕事中から鈍い頭痛が絶えなかったこととか、早々と会社を後にしたものの駅に浴衣の男女が溢れ、…

人生を、続ける覚悟を

25歳の誕生日は、出張先の宿でひとり迎えた。 30日になろうかという29日の夜、夢を見た。現場で体に疲れが残っていて、9時くらいに布団に倒れ込んでいたせいだ。散らかった僕の寮の部屋に、友人が遊びにくる夢だった。彼女は友人を連れて3人でやってきて、ビ…

四天王、来札

「―ーというようなことをさ、現在のおれの状況とか交えながら書いて行こうと思うんだけど」 僕のアパートに着き、荷物を降ろしたふたりに言った。 「きっかけがあってさ、寮小説書こうと思ったわけ。でも、おれのことだからなんか自分以外に急かされないと完…

飛行機の窓から街を見ていた

飛行機の窓から街を見ていた。茨戸川、それに連なる三日月湖、水色の水管橋、日没前の光を受けて黄土色に輝いていた。 プロペラ機を見るたび、こんなのがよく飛ぶよなぁと思ってしまう。プロペラによる推進力と翼の揚力で、と頭ではなんとなくわかっているつ…

同人誌作成を決めるに至ったその動機と目的についてまとめる

動機 大学祭で文科系サークルの冊子を読んだことがそもそものきっかけ おれはなにをしてきたか? という自問自答をせざるを得なかった 小説や紙媒体の「形」として遺しておかなければならないことがある それらは僕の大学生活における寮生活のことである 自…

きっかけはささいなことであった

思うところあって、地元の同人誌即売会に参加することにした。そう決めたのだ。もちろん僕に漫画は描けないので、創作(二次創作ではない)というジャンルの文字ものになる予定である。夏と秋に一回ずつの参加を希望している。 こうして書いて残しておけば、…

飢えるひと

漫研の冊子、アニ研の冊子、そして学生演劇。僕はそのどれもに満足することなく、一方でそのことに充足感を覚えている。常に満足することがない、という意味で、僕は飢えている。また、他人が作ったものにけちをつけるばかりで、自らが作るものには自信を持…

10年よりも前のこと

このところ考えることが10年前、中学校にいた頃のことばかりなのが興味深い。 例えば小説をはじめとする芸術活動が、それを行うひとのそれまでの経験や記憶や思い出、あるいはそれらによって形成されてきた感性を切り貼りしたり掬いだしたりして為されるもの…

彼らとの間に双方向の友情はあり得ない

三次会が終わり、さぁ次はどうしようかというテンションが周りを包んでいる中、新郎に別れを継げて場を後にした。新郎の高校・大学時代の友人や新婦の友人はあらかた解散し、残っているのはほとんどが小中学校のときの友人たちだった。分ければ僕もそこに分…

議論の余地しかない(議論ニガテについて)

大変なことに気づいてしまった。なんだかいつも大変なことに気づいているような気もするが、それだけ僕は自分のことばかり考えていて、そのうえ自分が気に入らなくておまけに懐疑的だということを表している。 大変なこと、それは、僕はここ数年議論らしい議…

調子ライダー

どうもこのところの自分が調子に乗っていると思えてならない。食べるものや暮らし方がそうだ。金額の問題だけではなくて、いくつかのことが身の丈に合っていないような気さえする。黒飴がたくさん入った100円の袋を買って、コーヒー牛乳を牛乳で割って飲んで…

いつかあなたに second season

布団に顔を伏せて、じっと雨音を聞く。時計の秒針と自分の息づかいとが耳に入ってくるけれどそれは雑音で、ただたらたらだたら、と続く雨の音が、とても心地よく僕の体を揺らしているのがうれしい。ずっと昔、もし僕がなんども生まれ変われるのなら、そのう…

願うだけでは

願うだけで叶うはずがないと思いながらも、願うならば叶うかもと思い描いてしまうことが多すぎる。

暗いものを凝と見つめて

出張先の宿である。六畳の和室にいると、いつも普段考えないことまで考えているのに気づく。そしてそれはいつも、言葉を並べ立てただけの問いに終始していて、納得のゆく答えが導き出せないまま僕は眠りにつく。 物事の根本的な解決とはなんだろうか。自分が…

過ぎたことばかりをおもう

もはや過ぎ、焦燥を感じることすらなく日々は過ぎ。いつかは思い出すことがあるのかしら? そのときまで忘れたまま景色は過ぎ。きっともう会うことがないひとに「またね」と手を振ったの、別れたきり駅を過ぎ。唐突に浮かんだのはいつか確かに考え抜いたこと…

週末マニアックス

覚え走り書き。 更新することが少なくなったな、と思う。これもひとえに精神状態が安定しているからだ、なんて言ってしまうと普段から浮き沈みが激しいようだけれどそうでもなくて、それよりは件数の減少、つまり身の回りのことで考えるべき対象が絞り込まれ…

「働けよ」

僕はサラリーマンだ。会社に属し、仕事をして給料をもらっている。明確にプライドと呼べるものがあるわけではないけれど、仕事に対する心構えというか、自分なりに考えることはある。 たとえ専門がなんであれ、専門職なんてものはその分野が好きでないとやっ…

登場人物になりたかった

僕は、いやおれは、作者になりたいのではなかった。登場人物になりたかったのだ。少しずつだけれど、確実にわかってきた。おれはこの世界で、このまま、登場人物になりたかった。 これはあるひとつの真実だ。このことに気づいておれは愕然とし、はっきりとう…

なり得ないこと、し得ないこと

久しぶりにひとりの時間。 春から新たな生活を始めたひとの文章を読んで、苛立ちに近い感情を覚えている。まったく先に進もうとしない思考手法が文からにじみ出ていて、読んだ後に気分が悪くなってしまった。 けれど、思考やそれを文章に起こすことが、直接…

果たされなかった約束

ビジュアル的なものが多いけれど、ある程度「こうなりたい自分」のイメージは固まっている。そういうのをいくつもいくつも積み上げることで年月を重ねてきた。「こうだったら恰好いいよな」と想像することで、常に自分が抱く理想像に自分を近づけようとして…