深夜の道道を走りながら音楽を聞いていた。今の、落ち着かないような安らかなような、平静を装っているような、かといってあーもうっと髪をかきむしるほどでもないこの気分に、スネオヘアーがとてもよく合った。「のびたテープ」「ピント」あたりがとてもよ…

今晩は、明日から全く違った生活を歩むことになるという意味で、大事な夜のはずだ。7日前からカウントダウンもした。けれど僕はそのカウントすら途中で数えることを忘れてしまっていて、こうして最後の日になって、ああそうか、と思い出すことになっている。…

持ち歩いている手帖に、自分自身のことを書くことが少なくなった。考えごとをしなくなった訳ではなくて、生活を構築することや生き延びることからの脱却とか、暮らすことへの昇華、なんかについて思いを巡らせてはいる。けれど、僕の内から「死なないように…